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光合成の仕組みについて

私は文系で、公務員試験レベルの生物を今勉強しています。(レベルとしては高校レベルだと考えて下さい。) 光合成の説明を読んだのですが、単語が多く、言ってる事がよくわかりませんでした。 これを、人間に例えて(卑近な例に例えて)説明するとどのような感じになりますか?教えて下さい。

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noname#139496
noname#139496
回答No.1

人間に例えて はちょっと難しいので私なりに説明します。参考にしてください。高校の授業で習った知識ですので。 「チラコイド反応」 植物の中には葉緑体とミトコンドリアが存在しています。(ない植物あり)まず葉緑体の膜をチラコイドといいます。これを工場と考えてください。ここで光エネルギーを使い12H2Oを12H2に分解すると6O2というごみがでます。 「ストロマ反応」 12H2をNADPというトラックで次のストロマ(葉緑体の基質)のカルビンベンソン回路という工場に運び、6CO2を材料にC6H12O6(グルコース)を作ります。このとき6H2Oというごみが出ます。 「解糖系」 完成したグルコースをミトコンドリアに送る間の細胞質基質という場所で、グルコースはピルビン酸と2H2に分解されます。ここで分解によるエネルギー2ATPが発生します。 「クエン酸回路」 ピルビン酸はマトリックス工場(ミトコンドリアの基質)に送られストロマ工場で出たごみ6H2Oを使い、10H2と6O2に分解されます。これが脱水素・脱炭素です。ここでも2ATPが発生します。 「電子伝達系」 グルコース分解時に出た2H2とここで出た10H2を合わせてNAD・FADというトラックがクリステ工場(ミトコンドリアの膜)に運びます。クリステ工場ではマトリックス工場でのごみ6H2Oと、運ばれた12H2を材料に12H2Oを合成します。この12H2Oは一番最初のチラコイド工場の材料になります。またここでは34ATPものエネルギーが発生します。これは12H2O合成時に発生する熱エネルギーを変換したものです。つまりこれまでの合計で38ATPが発生するわけです。 長くなりました。きっと分かりにくいので図など見ながらご理解ください。