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公共施設やそれに準じたもので局、署、所、庁、館、園と色々名前がついていますが・・・・。

例えば郵便局、薬局、法務局。 消防署、警察署。 市役所、職業安定所。 県庁、検察庁。 公民館、図書館。 保育園、幼稚園などなど。 単なる呼び方の違いと言えばそれまででしょうけれども、何故、郵便所、薬署、警察局、市役庁、公民所ではないのだろう?とふと考えてしまいました。 しょうもない質問で恐縮ですがよろしくお願い致します。

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  • ベストアンサー
  • asagiri
  • ベストアンサー率30% (80/265)
回答No.1

それはですね、漢字ですので、それぞれの文字に意味があり、適した字を当てて呼称としているからです。 翻りまして、会社の組織では部・課・係ですね。別にそういう呼称でなくてもいいのですが、上下関係が一目瞭然です。しかし最近は部・課・係の呼称をやめる会社も出ています。決まりはないわけです。 「局」は大きな組織の中のある業務を行う「一部分」ですね。文字としての「局」は「部分」というような意味になります。郵便局→旧逓信省・旧郵政省の郵便・貯金部門の市中出先機関、法務局→法務省の登記などを扱う窓口、どいうわけで、「局」です。 「警察局」は、現在日本では都道府県警察でもあり、これを名乗るところはありません。しかし「消防局」はあります。これは「○○市の消防機関」と言う意味であり、その出先機関である「消防署」とは明らかに違う意味になります。 「署」は、行政機関では何かを監督するようなところに使われています。またこの「署」の下に「所」がある場合もあります。「○○消防署××出張所」など。 その「所」は文字通り、何かを行うところ、という意味です。「市役所」はまさにこれです。 「庁」は一単位の行政機関を指して使われることが多く、またその建物を指すこともあります。よって「市役庁」は意味を考えるとおかしいです。ただし、全国の市の中には「市役所」ではなく「市庁」と呼ぶところもあります。 「館」は文化施設に多いでしょうか。元々は屋敷や蔵を指す言葉です。 「園」は「場所」「区域」を示す言葉です。 保育園に関しては「保育所」というのもありますね。「幼稚園」は教育施設ですので、たしか法律か何かにより「幼稚園」と名乗らなければいけないのではないでしょうか。

gokurakuyama
質問者

お礼

asagiriさん、丁寧な解答誠にありがとうございます。 やはり漢字が元になっているんですね? >「局」は大きな組織の中のある業務を行う「一部分」ですね。文字としての「局」は「部分」というような意味になります。 なるほど、その担当の一部分を引き受ける「部所」なのですね。 >「署」は、行政機関では何かを監督するようなところに使われています。またこの「署」の下に「所」がある場合もあります。「○○消防署××出張所」など。 これもよく解りました。 >その「所」は文字通り、何かを行うところ、という意味です。「市役所」はまさにこれです。 この「所」には深い意味はないのですね。 「庁」の意味もよく解りました。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • totan
  • ベストアンサー率27% (32/118)
回答No.4

署については強制的な執行権限を持っている部署であると聞いたことがあります。 警察署の家宅捜索、税務署の税務調査、消防署の防火査察など、一定の手続きを得れば本人が拒絶しても強制執行できますよね。あれです。

gokurakuyama
質問者

お礼

totanさん、ありがとうございました。 >「署」はある程度の権限を持っている部署。 これは大変良く解りました。 確かにこれらは強制執行が出来ますね。 わかりやすいご回答誠にありがとうございました。

  • asagiri
  • ベストアンサー率30% (80/265)
回答No.3

#2さん、幼稚園は「kindergarten」では?

回答No.2

これは難しい… 推測ですが、明治以降に公的施設を整備する際に当時のお役人が諸外国の例を参照しつつ頭をひねり、共通した性格を持つものに共通の呼び方を当てはめていった結果が今の呼び方になっているのだと思います。 以下推測です。当てはまらないものもありますが… 1.「局」:全体で業務を行っている組織の一部分。江戸時代に大奥などでその部門を取り仕切っている女性を「○○の局(つぼね)」と言いましたが、これは業務内容が人の呼称に転化したものです(この言葉、今でも「お局OL」などの言葉で生き残っています)。法務局はこの使い方どおり、郵便局はもともと中央の郵便業務の集配を地方が行うとの発想から「局」になったのでしょう。薬局ももとは病院に付属する薬の処方部門からきているものと思われます。今は独立組織でも、もとはこのように組織の一部だったところは「局」になったと考えられます。 2.「署」:専門的なスタッフが駐在している場所、のニュアンス(「駐在」ですから何か事が起きると出動する、との意味を含みます)。英語ならstation(stay=駐在ですし)に当たる言葉です(事実「警察署」はpolice stationですし、「消防署」はfire stationです)。労働基準監督署も同様です。 ただし、power stationは「発電所」ですから例外もあるのですが、発電所は明治初期にはないため後になって作られた言葉であり、また「専門家の駐在」の意味に乏しいので「署」を使わなかったのかも知れません。 3.「所」:総合的政府機関にもっとも広範に使われる言葉。職業安定所は専門家がいますが、出動はしないので「職業安定署」ではないのでしょう。 4.「庁」:どこか本体組織があり、そこの出先として業務を行っているところ。組織としては独立しているところが「局」と異なる(英語のagencyに該当する言葉)。 5.「館」:文字通り「やかた」で、専門的な事を独立して行っている場所のことです。「所」や「庁」が行政一般をつかさどるのに対し、その専門分野しか扱わないところに特徴があります。「博物館」も同じです。 6.「園」:英語のkindergardenを「garden=園」だから「幼稚園」と訳し、合わせて保育園のほうにも「園」が使われたものと思われます。 以上、手許に漢和辞典がないので、取りあえず私なりに整理してみましたがいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。

gokurakuyama
質問者

お礼

zephyr-breezeさん、ありがとうございました。 なるほど。外国の例を考え英語から取ったって言うのもある意味うなずけますね。 懇切丁寧に本当ににありがとうございました。 又、時間がある時に和英辞典を引いてみますね。

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