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航空母艦に使われている着艦した航空機を停めるワイヤーはどれくらいの強度
航空母艦に使われている着艦した航空機を停めるワイヤーはどれくらいの強度があるのでしょうか(航空母艦に着艦する航空機は着艦失敗時に備えてスロットル全開で着艦するという)?
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こんにちは 強度を示す指標として適切かどうか、なのですが・・・。 米海軍の現役航空母艦用着艦拘束装置(Mark 7 Arresting System)の訓練用資料 によれば、拘束用ワイヤー(arresting cable/arresting wire)単体の強度は 最新型のmod4で215,000lb(ポンド)とありますので、約10t弱くらいになるで しょうか? ただ実際の着艦時には、アレスティングケーブルはガチガチに張りっぱなしでは 無く、瞬間的にテンションを緩め、その後拘束力が働くような仕組みになって いますので、システム全体で受け止められる力はもっとずっと大きいと思われます。 NTSP(Navy Training System Plan) の資料(下記参照URLをご覧下さい)を ざっと読んでみたのですが、なにせ分量が多くてちょっと正確な値までは読み 取れませんでした。
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- lv4u
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スカパーでアメリカの航空母艦についての番組を見たことがありますが、ワイヤーの詳細は、「軍事機密」と紹介されていました。航空母艦にとって、とても重要な構成要素みたいですね。 着艦する機体の状態に合わせて、ワイヤーのテンション等をコントロールする担当の方もいました。 3本ワイヤーの空母もあるようです。
艦載機のパイロットに昔聞いた事がありますが、空母に着艦するときはエンジンは、ほぼゼロのようです。 着艦を「制御された失速」と呼ぶくらいですから。 アレスティング・ワイヤーの強度がどのくらいかはわからないです。
20t弱の重量の機体が、速度130kt(240km/h)前後で突っ込んでくるのを引っかけますからね。 相当なモノだとは思います。 が、ワイヤーケーブルの両端を油圧などのブレーキを使って延ばします。 バッチーンと引っかけるわけじゃなくて、ニョーンという感じで引き留めます。 4本あるうちの1本を引っかければOK 引っかける位置で、足を付けたらとりあえず全開にします。 失敗した場合に備えて。 成功すればすぐにスロットルを戻します。 失敗だったら、そのまま離艦します。 最初から全開じゃないですよ。 200kmでETCゲートに突っ込むようなもんですわ。
お礼
アレスティングケーブルは航空機をとらえた瞬間は緩め、その後引き止めるような感じで作動するのですね。 でもケーブル単体(太さ約3.7センチ)の強度が215,000ポンド(約97トン)(但し、垂直に持ち上げられる重さはこれより低いと思われる)とはすごいですね(ケーブルを動かす動力も相当な出力を持っていると思いますが)