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間投助詞ニ

 はじめまして。  高校時代、古文で間投助詞ニがあると教わった気がするのですが、最近の古語辞典や参考書を見ても載っていません。  今はもう教わらないのでしょうか?それとも私の記憶違いでしょうか?  もし間投助詞ニの用例や意味をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示ください。

みんなの回答

  • ringouri3
  • ベストアンサー率63% (7/11)
回答No.1

参考URLの論文によれば、「に」を格助詞ではなく間投助詞だとする説があるそうです[736ページ]。しかし、現在の標準文法では広く認められてはいないようです。

参考URL:
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/metadb/up/kiyo/AN0008801X/KokugoKyoikuKenkyu_8_729.pdf
zyuugyuuzu
質問者

お礼

 ありがとうございます。土肥論文読みました。土肥にはどうも山田文法に対する誤解があるようですが、学校文法からすると仕方ないのでしょうか。  さて、中古ではノミ・ダニ・サエは格助詞に後接することが知られています。土肥が挙げているサエニが、中古の用例であれば、この二は明らかに格助詞ではなく係助詞・間投助詞の類になると思います。  ただ、副助詞の承接は時代によって変わるので、土肥の挙げている例が何時のものか分からなければ判定の下しようがありません。例えば、バカリ・マデは中古では格助詞に前接しますが、現代ではそうではありません。上代ではノミが格助詞に前接することもあります。また、スラは中古和文では使われませんから、土肥の挙げている用法が中古のものではない可能性が大きく、そうすると、土肥の前提としている承接順位自体が成立しない可能性があります。  もしご存じであれば、土肥の挙げている用法が出てくる用例をお教えいただけませんでしょうか。宜しくお願いします。