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カラオケ
「歌」って一般に心和むものだと言われていますが、実際にカラオケが精神に及ぼす影響ってどんなものがあるんでしょうか。 かっこよく(専門的に?)言うと治療効果・・・でしょうか? なんだか突拍子もない質問で申し訳ないのですが、精神科で(デイケアなど)行なわれているカラオケ大会が治療の一環を担っているのならば、その効果は何らかの形で立証されているのでしょうか?
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再びsargentです。 以前に読んだものと同じ本ではありませんが、PHP研究所から出版されている「食養生」著者:菅沼栄 の中の第8章の血の部分に近いことが書かれています。 食べ物を摂取し、その栄養が肺へ送られ、空気と結びつき「気」になり、その気が血管に入って全身をめぐり、栄養を供給する、というのが流れになっています。東洋医学では陰と陽があり、これは複雑になってきますので詳細はまた専門書などを読まれるといいかと思いますが、血は陰で、安心のはたらきがあるのだそうです。ですから、血(血液、という具体的なものではなく、もっと大きな意味で捉え、血管の中を流れる栄養を運ぶモノと捉えていいでしょう)が不足すると不安症や不眠症になりやすいとのことです。前回も書きましたが、カラオケは歌うことで呼吸量が大幅に増えます。食べるものさえ食べていればそれなりの量の気 が作られ、精神面に効果があると考えていいのかもしれません。
- alamoana
- ベストアンサー率43% (28/65)
再び,★alamoana★です。 > 聞き手にとってのメリットはなんでしょうか。 メリットは無いと思います。 音楽や歌を聴くことに治療効果があるとすれば, CDなどを聴けば済むことですので, 必ずしも自分が好きでもない歌を素人に歌ってもらうことに 治療効果があるとは思えません。 カウンセリングにたとえて言えば, 治療されるのは, 「カウンセリングを受ける側」(話を聞いてもらう方) であって,決して 「カウンセリングを行なう方」(話を聞く方) ではないということでしょうか。 > カラオケには歌い手と聞き手が同時に存在します。 > その事が患者さんにとってどうプラスに働くのでしょう。 上で申しましたように, 聞き手にとっては歌い手がどうしても必要とはいえないでしょうが, 歌い手にとって聞き手は絶対に必要でしょう。 これは,一人でカウンセリングを行なえない理由と同じだと思います。
- buran
- ベストアンサー率33% (259/782)
「音楽療法」の一環としてデイケアやグループワークで行なわれることがありますが、一種の作業療法ですね。 ただ、今まで「音楽療法」で主に研究されてきたのは、「聞く」方が多かったと思います。 簡単な話で言うと、「カラオケ」の効果は、発声によって心的エネルギーが下がる、見られることによって自尊心が充足されたり、見られることの反作用によって自意識を自覚する、コンプレックスを緩和したりする、これらの効果が期待されるのではないでしょうか。
少しカジッた東洋医学で説明すると、歌を歌うことによって呼吸が活発になり、横隔膜が刺激され、それによって肺、脾が機能し、精神面にいい影響が出ると読んだ覚えがあります。身体的な運動をしなくても、体の中の気は食べ物と呼吸によることで作られますから、カラオケは「楽しい」という面以外にもいい影響を与えているみたいです。
お礼
どうもありがとうございました。 メンタルな部分のみならず、身体面でもカラオケの効果ってあるんですね。 ものすごく興味があるので、文献や参考URLありましたら教えて頂けませんでしょうか。
- alamoana
- ベストアンサー率43% (28/65)
★alamoana★と申します。 専門家ではないので,そのような見地から申し上げることは できませんが,結論から申しますと, 「カラオケには,少なくとも歌う側にとっては精神衛生上好ましい効果がある」 と思います。 他の人に自分の歌を聞かせるといったことを含む芸術表現活動一般は, しばしば,表現者の心の闇を映し出します。 そして,その「作品」に多くの人が「共感」した場合, それは表現者に対する一種の「同情」であり, 芸術活動によって,表現者が癒されるというプロセスだと思われます。 つまり,芸術活動というものが,それをとおして 「心の痛みを他人と分かちあう」 という意味では,カウンセリングなどの目的と同様です。 したがって,精神医学の分野で,患者に絵を描かせたり,箱庭を作らせたり する療法があるのは自然なことだと思います。 そこで,カラオケの好きな人は, 「自分が人に聞かせたい歌」あるいは 「自分のことを分かってもらえる歌」 「自分の気持ちを代弁している歌」 などを選曲して歌ったらどうでしょうか? *** 余談になりますが, 再び,芸術活動による精神治療的効果の一般論について。 世界のどこの社会でもそうですが, いわゆる「不良」と呼ばれる人たちは, 彼ら独特のファッションやアート表現をもっています。 私が思うに,彼らの心は怒りに満ち満ちてそれを あのような形に表現し,他の人の共感(同情)を求めているんでしょう。 音楽に限って言えば,主にアメリカの黒人によって歌われているRAPや, ちょっと昔のイギリスのPUNK-ROCKなどがそのいい例です。 RAPの歌詞がしばしば,はなはだしく下品なのは, RAPがギャングの文化に根ざしているからです。 これに比べて日本の不良たちの芸術活動は, まだ十分にアートとして「昇華」されていないと思います。 つまり,それほど人々の共感(同情)を得ていないのです。 たとえば,「バイクや車を集団で走らせて,やたらに空ぶかしする」 とか,「顔面を黒く塗りたくる」といった活動ですが, これらはまだまだ十分にアートにまで昇華されていないと思います。 もしかすると,彼らの活動をもっとアーティスティックに高めるとか, もっと別の活動を大人が与えてやる必要があるかもしれませんね。 *** カラオケの話にもどりますが, 「治療効果」を高めたいと思ったら, 誰もが「いい歌だね」といってくれるように練習することが大切でしょう。 「おまえの歌は聞きたくない」 などと言われたら,それはまだまだアートとして共感(同情) をよんでいない証拠だからです。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。 精神科の患者さんに限って言えば、自分の歌いたい歌を自分勝手に歌っている(もちろん私の偏見ですが)だけにしか見えません。拍手をしたりはしてはいますが・・・。 カラオケには歌い手と聞き手が同時に存在します。その事が患者さんにとってどうプラスに働くのでしょう。なんとなくは解るのですが、、、 病院のカラオケ大会ではろくに練習など出来ずに本番を迎えます。 「いい歌」である事は寧ろまれです。 聞き手にとってのメリットはなんでしょうか。 更なる御教授を頂ければ幸いです。
下記のページに音楽療法リンク集が有ります。 いろいろ参考になる記事が掲載されていますので、ご覧になってください。
お礼
参考になる記事が本当にいっぱいありました。 はっきりと「カラオケ」に焦点を当てたものがなかったのは残念でしたが、関連事項にも非常に興味をそそられました。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 そうですね。作業療法の一環でよく行なわれている活動ですね。 これらの効果が「現れた」とする判断基準は何を見ればよいのでしょうか。 また、発生によって「心的エネルギー」が下がる、と言うのはどういう事なのでしょうか。 勉強不足で申し訳ないのですが、詳細な説明お願いできますでしょうか。