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排ガス中の硫黄酸化物分析

先日、題名の通り大気中の硫黄酸化物の測定(JIS K 0103)を沈殿滴定法で実験を行いました。5mmol/L酢酸バリウム溶液の調製(酢酸バリウム1.1g、酢酸鉛三水和物0.4g、水200mL、酢酸3mL→2-プロパノールを加えて1L)で酢酸鉛を加えますが、酢酸鉛はどのような役割をしているのでしょうか?それからもう1つ。水ではなく2-プロパノールで希釈する理由を教えていただけるとありがたいです。

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  • 0144kita
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回答No.2

5訂 公害防止の技術と法規 大気編からです。 3) 分析精度に及ぼす要因 a. 2-プロパノールの80%溶液にして滴定を行うのは、アルセナゾ(3)の変色が最も明りょうになるからである。 b. 滴定の際、酢酸を加える理由は、アルセナゾ(3)のキレート反応が弱酸性で進行するためと、試料溶液中に溶解しているCO2による炭酸バリウムの生成を防ぐためである。ただし、pH3以下になるとバリウムキレートが溶離するが、酢酸1mlの添加ではpH3.1なので影響はない。 c. 5mmol/l酢酸バリウム溶液に微量の鉛塩を加えるのは、アルセナゾ(3)の鉛キレートがバリウムキレートより一層鮮やかな青色を呈するので、終点の判別を容易にするためである。

copperia
質問者

お礼

ご丁寧な解答、ありがとうございました。そうかぁ、公害防止の大気編を見てみればよかったんですね!もう一度調べ直してみます、感謝感謝!!ヾ(▽⌒*)

その他の回答 (1)

  • 0144kita
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回答No.1

5訂 公害防止の技術と法規 大気編からです。 3) 分析精度に及ぼす要因 a. 2-プロパノールの80%溶液にして滴定を行うのは、アルセナゾ(3)の変色が最も明りょうにな るからである。 b. 滴定の際、酢酸を加える理由は、アルセナゾ(3)のキレート反応が弱酸性で進行するためと、試料溶液中に溶解しているCO2による炭酸バリウムの生成を防ぐためである。ただし、pH3以下になるとバリウムキレートが溶離するが、酢酸1mlの添加ではpH3.1なので影響はない。 c. 5mmol/l酢酸バリウム溶液に微量の鉛塩を加えるのは、アルセナゾ(3)の鉛キレートがバリウムキレートより一層鮮やかな青色を呈するので、終点の判別を容易にするためである。