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鍼灸の響き感について

鍼灸師をしているものです。施術をしていると、鍼先に筋肉のほぐれた感じがあるのに、患者さんが何も感じがなかったり、「ずーん」としたあの感じが出ず、不信感をもたれることがあります。特に、他の鍼灸院で受信暦のある患者さんとかは、「前の鍼灸氏の人と感じが違う」といわれることもあります。そういった場合(つまり、鍼灸治療の効果があったが、俗に呼ばれる『響き感」がなかったとき、どのような処置をすればよいでしょうか?

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  • sinnkyuusi
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回答No.3

こんにちは、taijiさん。 鍼灸師のsinnkyuusiです(何のこっちゃ・笑)。 パソコンがクラッシュしてしまい、たった今復活したところです。 ・・・さておき。 >俗に呼ばれる『響き感」がなかったとき、どのような処置をすればよいでしょうか? 鍼先が経絡内に入れば患者さんは心地良い響き感を生じますよね。 また、かなり深く刺鍼した際に比較的大きな神経のそばへ鍼先が到達した場合も強い響き感が生じます。 ところが、この2つは似て非なるものです。 前者の場合、術者は押し手と刺し手で気が至るのを感じるはずです。 この時、患者さんは響きを得ていないケースもあります(得気と響き、両者共に感じることが望ましいのですが)。 後者の場合、患者さんばかり響いて術者は何も感じないケースがほとんどです(筋肉の動きは感じますが、気が至る感覚はないと思います)。 どちらが重要かといえば、僕は前者(まずは術者が得気を得る事)だと考えています。 ですから、自信を持って「得気を得られたので大丈夫、響く事と治療効果とは無関係です」とご説明ください。 実際問題として、とても強い刺激に慣れた患者さんは『響く=効いた』と解釈する方が多いものです。 ですが、いろんな意味で患者さんは正直なので、治療効果さえ確認できれば患者さんはついて来てくれますよ。 どうしても響かせてほしい患者さんは来なくなりますが(笑)、治りたい患者さんや治った患者さんは必ずリピーターになるはずです。 お互いがんばりましょうね。

taiji
質問者

お礼

アドバイスありがとうございました。 でも、鍼を刺しても何も感じない人っていますよね? つぼをはずしているのでしょうか? あと、筋肉が緊張して、表皮から触るとカチコチな場合、 そこにどんな施術をすればよいでしょうか?

その他の回答 (4)

  • sinnkyuusi
  • ベストアンサー率19% (639/3298)
回答No.5

>術後すぐに効果が見られなくても、跡で効果が出る場合ってありますが、その両者の違いってどういうところで出るのでしょうか? 例えば、気血の巡りが良くなるような治療をしても、患者さんが精神的・肉体的に緊張している場合にはそれ自体が阻害因子となっていることがあります。 治療後、緊張がほぐれると同時に気血が巡りだすため、このような現象が起こるのではないかと考えています。 また、睡眠による内外の陰陽交代によって気血が充実し、翌日起床後から調子が良くなったという事も考えられます。 さらに、適度な運動によって陽気の発散が促進され、停滞していた気血が巡りだして調子が良くなるケースもあります。 どのケースも治療が証に従ったものであり、なおかつ補瀉がしっかりと出来ている場合に限る現象です。 証がはずれていたり、補瀉がうまくない場合には「全く変化なし」あるいは「悪化した」という結果が多いように感じます。 *10年、20年前からなどの慢性疾患の場合には証が合っていても「変化なし」が続く場合が多いですが・・・。

  • sinnkyuusi
  • ベストアンサー率19% (639/3298)
回答No.4

>鍼を刺しても何も感じない人っていますよね? >つぼをはずしているのでしょうか? 深く刺した時の事だと考えていいですか? 僕はあまり深く鍼をする手技を用いないので何とも言えませんが、患者さんの痛覚閾値が高いか、あるいは本当に取穴がずれているのか・・・。 穴の大きな経穴でも響かないのであれば、おそらく後者である可能性が高いかもしれません。 教科書的な取穴ではなく、臨機応変に対応することが予防策となります(人によって、または同一人物でも日によって多少経穴の位置はずれますから)。 >あと、筋肉が緊張して、表皮から触るとカチコチな場合、 >そこにどんな施術をすればよいでしょうか? 標治法的なアドバイスで良いですか? 深く刺しているうちは効果が出にくいと思います。 鍼操作は必ず補的なものにし、しっかりと経絡内に刺鍼して気が至るのを感じてから抜鍼してみてください。 置鍼よりも単刺で、押し手側に気の去来を感じながら操作した方が効果が高いように思います。 また、散鍼もいいと思います。 上焦に熱が多い場合は皮膚鍼も良いと思います。 熱を散らす感じで肩背部に施術してみてください。 このような症例には瀉法を用いた刺鍼をしたくなりますが、がちがちに固まった肌肉には不向きだと感じています。 表層(陽経)を補って硬結を散らす方が早く効果が出やすいですよ。

taiji
質問者

お礼

ありがとうございます。ところで、前腕にひどい痺れ間があって、ベッドに伏せたとき、腕を下げるとしびれが増悪する方がいるのですが、その方に、筋圧痛部に瀉法の針をして、合谷に打ってみたのですが、合谷のほうは、痺れがひどくて何も感じないとのことでした。一応、首と方のほうに針をしたのですが、術後はあまり効果が見られないとのこと。こういう場合、術後すぐに効果が見られなくても、跡で効果が出る場合ってありますが、その両者の違いってどういうところで出るのでしょうか? 因みに、肘部管症候群ではありませんでした。

  • kkzz
  • ベストアンサー率27% (26/93)
回答No.2

私も、鍼灸師です。みなさんそれぞれ、手技があるとは思いますが、患者と術者にも相性がありますのであまり気になさらない方が良いと思います。「響きがあるから、効果がある、響きがないから、効果がない」と一概には決めれませんので、御自分の信じた施術をする事が、一番だと思いますよ、迷っていては、患者さんも不安になりますよ。 鍼灸師として自信をもって接すれば道は開けると思います。

taiji
質問者

お礼

ありがとうございます。そうですね。その場で効果がなくとも、帰ってからよかったという人もいますし。

  • tunauni
  • ベストアンサー率35% (132/372)
回答No.1

こんにちは。  私は、交通事故に遭った時に、整形外科では治療に効果があまりでなかったので、鍼灸治療を週2回、半年通ったのですが 患者側から言わせて貰うと、その時の患者本人の体調やその日の天候などによっても、若干 効果の出かたが違うのではないでしょうか?  確かに、針の場合も針の角度や刺す位置の微妙な変化で ほぐれ具合も違うのでは?  あまり、効き過ぎても体に刺激がありすぎて、治療後帰る時にグッタリ来たり、具合が悪くなるので、適度な刺激が良いのでは?  電気を流す強度も、強すぎるとかなりきついので 患者さんの、痛みに強い人、弱い人など感覚の問題だと思いますが?

taiji
質問者

お礼

ありがとうございます。参考になりました。

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