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質問させてください。
質問させてください。 先日、とあるサイトで「洗車スポンジをろ材に使うと良い」というような事が書いてあるのを見かけまして、さっそく試してみました。 60cm水槽、上部フィルター、グッピー15尾、水草少々。照明は20w蛍光灯1本。底床は砂利です。 そのサイトに、「スポンジの種類として、天然系の素材は溶けるので使用できない」と書いてあったので、スポンジはセルロースではないものを選びました。 2週間ほど経過し、様子を見てみると、スポンジはどろどろに溶解していました。 そこで、質問です。 スポンジろ材を使用した経験のある方で、同じような経験をされた方はいらっしゃるでしょうか? もしいましたら、このように短期間で溶解してしまう原因をご存知でしょうか? もし、ご存知の方がいましたら、ご回答頂けると非常に嬉しいです。
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> このように短期間で溶解してしまう原因をご存知でしょうか? ・「加水分解」したためですね。 スポンジ(ウレタン)、化学合成ゴムは、水槽用の耐水素材も含め、現在生産されているほとんどの製品が「加水分解」します。 これは、昭和30~40年代、スポンジやゴムなどの石油加工製品は自然界で分解しませんでした。 このため、地層埋設処分が出来ない事が社会問題化したためです。 当時のゴミ焼却場の脱硫脱硝装置は現代とは比較にならないほど低性能でした。 スポンジや化学合成ゴムなどの石油加工製品を焼却すると有害な排気ガスが発生し公害問題を引き起こしました。 ところが、スポンジや化学合成ゴムなどの石油加工製品は、地中に埋めても数百年以上分解しない。 この対策として、現在、日本を始め先進国で生産されているスポンジやゴムなどの石油加工製品は、加水分解するように分子構造を少しだけ変化させているのです。 24時間水中に置かれる、フィルター設備用のスポンジでも1~3年でヘロヘロに弱り、地中に埋設すると10年ほどで分解します。 従って、洗車スポンジなどは、24時間、水流に晒すと数週間ほどで加水分解することは充分に考えられます。(水温やpHなどにより分解時間は変わります。) なお、スポンジが加水分解すると、酒と酢になります。 水槽の魚が「酒と酢」浸けのマリネになるかも知れませんよ。(嘘) http://www.simon.co.jp/zatsugaku200411.html
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 参考になりました。 加水分解されるようにあらかじめ設計されて生産されているのですか。それは知りませんでした。 勉強になりました。 おそらく、加水分解が原因という事は間違いないのでしょうね。 ただ、24時間水流に晒される事が想定されていないとはいえ、仮にも水に頻繁に接する洗車スポンジという商品がここまで短期間で、水中で分解されてしまうものなのでしょうか。そこが少し納得がいかない部分ではあります。 私の水槽が加水分解にもっとも適した水質だったという事なのでしょうか。 数ヶ月単位なら少しは納得できるのですが、数週間で原型がなくなるほど分解されてしまう、という所が今までの石油加工製品に対する私の認識からは、かなり外れているものでしたので・・・。 いずれにしろ、ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。
補足
ちなみに、さいわいグッピー達はマリネにはなっていませんでしたw