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極数変換モーター
工場の保全をしています。 先日、ポール数変換モーターを操作にて低速(8P)→高速(2P)と回転させた時 低速で回転せず高速のみ回転するので調査したところ、モーター端子部にて 導通が確認できない線がありました。モーター内部で断線をおこしていると 思うのですが、原因を調査するうえでポール数変換モーターの特性を知らなければなりません。 そこで、ポール数変換モーターを回転させ変換時に突入電流が高くなると聞いたことがありますんですが、なぜ突入電流が高くなるのでしょうか? どなたかご教授お願いします。 現在モーター回転時の制御で高速(8P)→停止タイマー(4秒)→低速(8P)となっています。
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- ninoue
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誘導電動機については次の解説を参照下さい。 モータの仕組み http://www.toueisangyo.co.jp/5/MT/MT.htm http://www.jeea.or.jp/course/07.html 誘導電動機の各種始動法の特徴 http://www.jeea.or.jp/course/contents/07102/ 第2図 特性曲線で大体分かりますが、始動電流は定格電流の5~8倍という非常に大きな電流となりますと説明されている通りです。 8Pでtop speed近く迄加速しますが、これは2Pでは約25%の速度に相当します。 2P切替え時に再び起動電流に近い大きな電流が流れる事になります。 (次の話は少しややこしいので読み飛ばされてかまいませんが、トランス投入時の突入電流と同じ考えです) それ以外に1cycleの間だけ電圧がどの位相で投入されるかで変化する突入電流が流れます。通常は電圧の正のサイクルの間に、ステータ磁界は負の最大値から正の最大値迄変化するなどの繰り返しで対応しています。 例えば磁界:残留磁気が0或いは正の状態で、電圧が0から正に変化し始める時点で投入されると、ステータ磁界が電圧の正のサイクル途中で殆ど飽和してしまって、通常の始動電流よりもさらに大きい電流が流れます。