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<北朝鮮>「デノミ失敗」の原因は?
<北朝鮮>「デノミ失敗」実務責任者を解任 「北朝鮮は昨年11月30日にデノミを実施し、旧貨幣100ウォンを新貨幣1ウォンと交換した。インフレ抑制やたんす預金の吸い上げ、綱紀粛正などが目的だったとされる。だが、実際には物価の高騰や流通の停滞が続き、市民の不満が高まっているという。」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100203-00000043-mai-int デノミに失敗した原因はなんでしょうか? 旧紙幣がうまく交換されなかったのでしょうか?
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デノミというのは通貨の単位を変更するだけです。 インフレの抑制にはまったく効果がありません。 北朝鮮はデノミを新富裕層の財産の搾取に使用しました。 金日成時代の配給制度の時代に時間を戻したかったのです。 本来北朝鮮では必要以上の財産を持つことは禁止されています。 ところが90年代に配給が止まってしまい沢山の餓死者がでました。 そこで政府は市場経済を導入して配給制度を放棄したのです。 それにより政府には管理できない財産を所有する商売人がでてきました。 この人たちは金正日側の体制の人ではありません。 そこでこの財産を搾取することにしたのです。政府にとって危険ですから。新紙幣の交換限度を設けました。50万ウォン(旧)までとしてのです。これにより新紙幣に交換できなくて旧紙幣が紙くず同然になりました。沢山の財産を持っていることがしれると罪になりますのでお金を燃やした人まで出る始末。これにより北朝鮮の紙幣は信用できなくなり商品を買いだめしたりドルやユーロに換える動きがでました。 物価は上昇して2ヶ月で約170倍。為替もウォンの価値は1/2000以下になってしまいました。あまりに稚拙すぎる政府ですね。 インフレを止めるには国力(生産性)をあげるしかありません。
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- potachie
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デノミは、基本的には、大量の紙幣を持って買い物をしないとイケナイ状況や、0がいくつもついた紙幣が何種類も流通しているという、市民の不便を解消する手段で、市民の要望が強まったとき、強度のインフレが収まる傾向が出たときに行い、紙幣への信頼を回復する手段です。 この辺の成否は、市民の気分の問題も大きいんです。 たとえば、 100000000000000000000000000000000円 の玉子を、 10000000000000000000000000000000000000円 に値上げするのは、 100000000000000000000000000000000円札しか市場に流通していないときにはなかなか難しいですよね。だって、お札1枚で玉子1個買えたのに、値上げすると、お札100000枚じゃないと買えないって、実際に不可能ですし、政府も新たに 10000000000000000000000000000000000000円札を発行するというのはなかなか覚悟が要ります。 これを、新円に切り替えて玉子1個に相当するお札を1新円にしたとしますよね。政府が新たに1000新円札を出すのはカンタンですし、そうなると、玉子を100000新円に値上げするのもそう面倒でもなさそうです。1000新円札100枚分ですからね。 経済が弱い(インフレ圧が高い)時のデノミは、ちょっと怖いんです。
- trajam
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北朝鮮政権にとっては何も失敗していないと思います。 独裁政権の強化のため国民のタンス預金を紙くずにした。 しかし、努力してためてきた人たちは不満ですよね。 不満の目が金正日へ向かないように、こいつが政策立てて 実行したが失敗だったと吊るし上げる事により、デノミは ちゃんと達成し、不満の矛先はこいつだ!と仕向けてチャン チャン。 まぁ中・韓・朝がいつもやっている反日運動と同じこと。