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near の品詞について
- near の品詞について説明します。辞書には副詞、前置詞、形容詞の用例が載っていますが、文型によって異なる使い方があります。
- near の副詞の用法として、「Keep near to me.」という文があります。これは S+V+C の文型で使われています。
- 「Is there a bookstore near the station?」という文でも near は副詞として使われています。副詞の形で「near to」を使わずに「near」だけでも意味は通じます。
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near はもともと,nigh「近い」という単語の比較級だったのが,いつの間にか near で「近い」となりました。 「近い」という日本語の通り,形容詞にもなりますが,基本は副詞です。 in the near future, near miss など,名詞の前にくれば形容詞としか考えられませんが,これは例外的で be near のように be の後にくるのが基本です。 これは「近いんだ」というより,「近くにある」で副詞と考えた方が楽です。 「近くに」という副詞です。 worth や like などもそうですが,もともとは目的語をとる形容詞で, near O「~に近い」だったのですが,今の文法では前置詞とします。 そして,副詞としては目的語をとりようがないので,前置詞 to を介在させることによって,near to ~で「~に近い」となります。 実際のところ,near は前置詞と思い, draw near のようにポツンと用いる場合に副詞と思えば十分です。 near to ~は自ら用いようとしなくてもいいです。 (1) keep は自動詞としては不完全自動詞(SVC)が基本ですが, keep to ~で「~にとどまる」という用法もあります。 これに「近くに」という副詞が挿入されている。 すなわち SV です。 (2)も(1)と同じ。 (3)near to ~としてもいいです。 微妙な違いはありますが,私たちとしては前置詞が基本,near to ~も可でいいと思います。 neaer, nearest と比較変化した場合は to があった方がいいです。 (4) (1)(2)と同じように感じられます。 be 動詞の後に補語として副詞がくる場合,形容詞として扱われることがあります。 in, out, back など。 これを形容詞とするか,副詞とするかは大きな問題ではありません。 near については上で申し上げたように,形容詞とするより,「近くに」という副詞と考えた方がいいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 混乱していたのが、整理されてきました。 わかりやすいご説明、たいへんありがとうございました!