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マーラーの交響曲第2番、第5楽章での演奏について
マーラーの交響曲第2番のCDを鑑賞していたのですが、 第5楽章の展開部?で激しい音楽の後、金管とティンパニーの音が 遥か彼方から小さく響くようになりました。 木管(フルートとピッコロ?)は、割と普通に聞えます。 最初は機械の故障かと思ったほど極端に聞こえました。 譜面上で何か指示があるのでしょうか? また、どのように演奏しているのでしょうか? 詳しい方よろしくお願いします。
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該当部分は、スコアに「オーケストラで」と書かれたフルート&ピッコロと、「遠くで」と書かれたトランペット、ホルンとティンパニが演奏します。しかも、「遠くの」トランペットには「右」とか「左」とか書いてあります。一般的には、金管群は舞台裏で演奏することになります。 マーラーは、交響曲第1番の冒頭でも、ステージ裏でトランペットがファンファーレを演奏するよう指定した部分があります。この曲では、舞台裏での演奏は最初だけで、しかも時間的な余裕があるので、最初に舞台裏で演奏した奏者がその後ステージ上に出てくるケースが多いようです。 交響曲第2番「復活」の場合は、前後にステージ上から外に出たり戻ったりする時間がほとんどないので、舞台裏は専任の奏者を配置するのが普通です。(トランペット、ホルンとも、各々舞台上に6人、舞台裏に4人が必要です) 他に舞台裏で演奏するものとしては、ベートーヴェンの序曲「レオノーレ第3番」のトランペットのファンファーレ(オペラで大臣の到着を知らせるもの)、ベルリオーズの幻想交響曲の第3楽章冒頭(牧童の葦笛(コールアングレ)に遠くの牧童のオーボエ(舞台裏)が応える)などがあります。 また、客席のうしろ、または2階・3階席で別動隊(金管群であることが多い)が演奏する曲もあります。 CDでは分からない、音楽演奏の現場がいろいろありますので、実際の演奏会に出かけてみるのも面白いものです。また、興味があればスコアを見てみるのも面白いと思います。
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- miyamoza
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この場合は舞台裏で演奏しています。ラッパのおじさんがそっと出入りするのが分かります。
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早速の回答ありがとうございます。 マーラーの交響曲は曲の長さといい、編成といい、やりたい放題といった 感じですね。
お礼
ステージ裏が活躍する作品、結構あるんですね。 生演奏ではいつもなんとなくステージを眺めていましたが、 オケ全体が把握できる2階席あたりでチェックしてみたくなりました。 大変詳細な回答ありがとうございました。