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十五少年漂流記と蝿の王
十五少年漂流記だったら 1860年3月9日の夜。 って1行目にあるじゃないですか? それってなんていうんですか? 伏線ですか? それとよかったら十五少年漂流記と蝿の王の違いみたいなのを 教えてください。
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それは「伏線」とはいわないと思います。 伏線というのは、後で考えたら、「あぁ、それであそこはあぁだったのか」とか、「後になって思い当たる」ような要素を、それとなく記述しておくこと。 日付を書き込むのは、その状況が、いかにもリアルなものとして読者に受け止められる効果を期待してのものだと思われます。 『蝿の王』は20世紀の作品であり、『十五少年漂流記』とは(それこそ、1860年といえば、まだ19世紀ですから)、まるで視点が異なります。 日本で、生徒たちがどこかの島だったかで、殺し合いをするような作品があって、映画化もされたようなのがありませんでしたっけ? それは、どこか『蝿の王』にヒントを得ているかもしれません。 ただ、『蝿の王』は文学作品ですから(作者はノーベル文学賞を受賞している)、人間とか人間社会とかを、そういう極限状況の中に象徴的な形で描いてみせている、ということはいえるのではないでしょうか。 どちらも一度は読んだことがあるのですが、あまりに昔に読んだので、どちらも内容はほとんど忘れてしまいましたので、生憎、内容については語れませんが・・・