- ベストアンサー
登山・下山、登校・下校は、なぜ揃ってない
登山・下山 は なんで、登山・降山 or 上山・下山 じゃないのでしょうか? 同じように登下校でも同じ疑問がわきました。 なんで揃ってないのでしょうか? 由来などご存知でしたら教えてください
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
「上 登 昇 使い分け」でググったらこんなページがありました。 >【上】(下ろす・下りる・下りの対語) >例)頭に血が上る、うなぎ上り、屋上に上る、坂を上る、話題に上る、食卓に上るなど > >【昇】(高くあがる、降の対語) >例)エスカレーター・エレベーターで昇る、天に昇る、日が昇るなど > >【登】(よじのぼる) >例)木に登る、沢登り、天守閣に登る、マウンドに登る、山に登るなど そして「降りる 下りる 使い分け」でググったらこんなページがありました。 > 今、とても悩んでいたのは「おりる」の使い分け。 >6年生の国語の教科書には載っているのですよ。 > >・乗り物からおりるときには「降りる」。 >・高いところから下におりるときには「下りる」。 ということで「登山・下山」なのですかねえ。 でも、学校って、よじのぼるかなあ? まったくの思いつきなんですけど、登山と下山は対になる概念ではないのでは? 「明日登山に行くよ」と言ったら、登りっぱなしじゃなくて、当然、家に帰ってくるまでの一連の行動を指しますよねえ? でも下山は、山から下りるという側面だけを指しますよね?
その他の回答 (2)
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
先ず、この言葉が漢字であることが重要です。すなわち元々は中国語です。そこで、中国語の辞書を引いてみると、登校は上学、下校は下学と言うそうです。 また、「上山容易下山*」(始めるのは簡単だが始末をつけるのは厄介だ)という言葉がありました。中国語では上山を登山とも言うこともあるそうです。いずれにしても、中国語では上下が揃っているようです。 (注)*=「又」偏に「唯」の旁の部分 さて、それを日本語に輸入する時に日本人はそのまま輸入するのではなくて、先ず言葉の意味を考えたようです。そして、日本語では山に「のぼる」「くだる」と言いますが、やまに「あがる」「さがる」とは、一般には言いません。そこで、先ず、「下(げ)」という中国語に、「した」「さがる」「くだる」の日本語読み、すなわち訓読みを当てたのだと思います。そしてその反語として、「のぼる(登)」という言葉を認識し、日本語の「さがる」の反対語として、「のぼる」という言葉を選んだのだと思います。日本人に取っては、自然に下山(やまをくだる)の反対語は上山(やまにあがる)ではなくて、登山(やまにのぼる)の方が、自然だと思えたのでしょう。要するに、本来日本に無かった文字を中国から借りて来た時に、日本人がそのまま中国人の真似をしたわけではなく、一端日本語の意味を考え、それにぴったりする用法に改良した結果、そのような日本語独特の反対語が生まれたのだと思います。 多分、下校の反対語を上校とぜずに登校としたのは、そのような下山、登山の用法の勢いから、そのように表現する方が自然だと感じた可能性があります。 勿論、「上る」をノボルと読ませることもあります。例えば「京に上る」の場合です。しかし、「京に到達する」は、双六の上がると同じ感覚があり、この場合はノボルといっても、双六と同じような意味で、アガルの意味と取っているようです。山に対しては、ノボルは双六のように上がったわけではないので、ノボルに別の字「登る」を当てた方が自然に感じたのかもしれません。 昔から日本人は外国の真似をするのが上手だと言われておりますが、実はそうではなく、日本人は外国の真似をするのが苦手なのだと思います。そこで、一旦外国語を日本流に焼き直して、それを日本流に独特に改良してしまうのだと思います。西洋の技術でも同じで、日本は西洋の真似が出来ないので、日本流に改良してしまうのです。その結果、外国人達もびっくりするような改良をして、その良さを評価されているのだと思います。
お礼
なるほど、意訳からの改変ですか。 中国語なら、意味は異なりますが上山と登山の両方がありますが、行動そのものよりも上山の上がる事実を示す方を使ったのは使いやすいからでしょうからですかね。 由来を考えていくと、 >先ず、「下(げ)」という中国語に、「した」「さがる」「くだる」の日本語読み、 何故「下」を先に使ったのか、なぜ「下」も改変しなかったのか などの疑問が色々沸いてきますね。 そういえば、中国語の上下山が伝われる前の日本では登山下山をなんていってたんでしょうね。
- DIooggooID
- ベストアンサー率27% (1730/6405)
まったくの私、個人の想像ですが、・・・ "下山" には、寺で修行したのち、俗世間に出てゆく、という意味が あります。 山は、もともと神格化された存在だったので、山に立ち入ることは 神仏に接することを意味し、そこを離れることになるので "下山" と表したのではないでしょうか? ※このように考えてみると、"登山" との釣り合いがとれませんね。
お礼
昇などのほかの組み合わせは考えてませんでした。 そういえば他にもありますね。 >「明日登山に行くよ」と言ったら、登りっぱなしじゃなくて なるほど、とても納得できました。