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特急「はまかぜ」の良さ
二月に特急はまかぜを使って旅をしようと思っています。 そこで、はまかぜの魅力を教えていただきたいです。
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- tipo056
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特急はまかぜはキハ181系という車両を使っています。 昭和40年代に電車特急と同等のダイヤを組むために、そして山岳路線 での気動車特急の高速化を主眼に置いて開発された強力な車両です。 エンジンはDML30という水平対向12気筒500馬力のエンジンを積んでおり、今の気動車と比べると、加速・走行性能は劣ります(電車との同時発車では普通列車でも先行されます)。 発車の際、エンジンをふかしますがその際車体が若干揺れ、少し間をおいて加速しはじめます。かなりいいエンジン音がします。 大阪~姫路間は、新快速も走る高速走行区間のため、全開走行が楽しめます。途中明石駅手前で明石海峡が見えます。 エンジン音は外で聞くとかなりうるさいですが、車内では防音がしっかりと効いており静かです。 過給機のタービンが回る際『キーン』というジェットエンジンのような音は最近はあまり聞いたことがありません。 先頭車のキハ181ではエンジンの回転に合わせて『ウィーン』という独特の音が聞けます。 車両が古いため、エンジンも性能調整を受け、今は470馬力程度しか出ていないとのことですが、最新鋭の車両の中を古豪のディーゼルカーっが走る様はかなりインパクトがあります。 播但線に入ると今度は、生野峠越えがあります。 姫路から折り返してすぐに姫路城が進行方向左手に姫路城が見えま。 このあたりはまだ近郊線区っぽい風景の中を走ります。ここでは103系3500番台(播但線仕様)が見れます。 寺前駅をすぎると中国山地に入っていきます。勾配もカーブもきつく、トンネルもかなり狭まります。 ここでもエンジンをふかして力行するので、迫力があります。 雪景色もこのあたりから見ることができます。(降っていればの話ですが・・・) かつては、ここをC57型蒸気機関車が3重連で、また悲運の機関車DD54等が走っていました。 今はキハ40、キハ41、キハ47が走っています。最近では銀の馬車道号と言う特別塗装の車両も見れます。 和田山駅から山陰本線に入ります。和田山駅の構内には、レンガ造りの車庫が残っています。 豊岡は鞄が名産の町、運が良ければコウノトリが飛んでいるのが見れるかもしれません。城崎温泉は文人も愛した由緒正しき温泉で、枝垂れの並木のそばには風情ある温泉旅館が立ち並びます。はまかぜからも一瞬だけ見えます。 城崎温泉駅から再び非電化区間、竹野を過ぎ、しばらくすると日本海が望めるようになります。 ここからは日本海沿いに西に進路をとります。荒々しい日本海。ジオパーク国内候補地になったリアス式海岸である山陰海岸を望みながら、カーブ、トンネルが連続する区間を通り、港町香住に着きます。 香住駅を出てしばらくするとまたトンネルとカーブが連続し、トンネルを抜けると平家落武者伝説の残る鎧駅を通過します。 晴れた日の夕方に行けば綺麗な夕日が望めます。 鎧は小さな入り江の中にあるのでまたすぐにトンネルに入ります。 そして、トンネルをいくつか抜けると、突然列車は空中に放りだされたように風景が広がり、列車は餘部鉄橋を通過します。 進行方向右側は日本海、左側は餘部の谷を望めますが、現在は、新橋梁の工事中ですので、オススメは進行方向右側です。 工事中ですので、綺麗な鉄橋は見れませんが、時間があるようならば行ってみる価値はあります。 しばらくは山の中を走り、山陰本線最長のトンネル桃観トンネルをくぐります。 平地に出て町が開けると終点の浜坂駅に着きます。 浜坂はマツバガニの水揚げ量日本一で湯村温泉への玄関口でもある街です。 2月に行かれるのであれば天気に要注意。餘部鉄橋は風が強いと運行停止になります。運行していたとしても雪が多いところですので、防寒と雪に備えておく必要があります。(ただし、天気予報で雪の予報がなければそこまで注意する必要はありません) 大阪駅発車後と主要駅停車直前(おもに姫路駅、浜坂駅)のアナウンス前にアルプスの牧場が流れます。これもいい感じです。 いかんせん古い車両ですので、デッキに立つと暖房が利いていないことがあったり、トイレが先頭車両になかったり、排気ガスが臭い等あるかもしれませんが最近のの車両にはない、重厚で暖かみのある魅力的な車両ですので、ぜひノスタルジーを楽しんできてください。 補足 先頭車の塗装の下には、国鉄時代の塗装がうっすら見える車両もあります。 ちなみにキハ181の雄姿はあと1年くらいしか見れません。 観光案内のようになってしまいました。 長文すみませんでした。
- kuni-chan
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特急「はまかぜ」に使われている181系気動車は近いうちに新型車に置き換えられて廃止になります。 この車両は昭和40年台に製作され、現在は塗色が変更されていますが、国鉄時代の車両ですからその頃の面影が残っています。 昭和の感覚を味わえる列車と思います。
- oba3k
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僕的には一番の魅力はやはり往年の特急型気動車キハ181を使っていることだと思います 大出力のエンジンを搭載し、かつては「しなの」などでも走りました しかし老朽化などから今はその数を減らし現在の定期運用はこの「はまかぜ」のみとなっています そしてこの列車は播但線を通る唯一の特急でもあります 途中、生野のあたりには峠越えがあり、その中にある生野トンネルの口径が狭いせいで播但線の寺前~和田山が電化されていないという話もあるそうです 鉄としてはエンジンを高鳴らせて進む峠越えには魅力を感じます そして2月ならまだ間に合うはずなのですが、途中余部橋梁という橋を通ります この橋は明治時代に建てられた鉄橋なのですが、その約40mという高さゆえ山陰本線のかなりの難所で、鉄橋の上から強風で列車が転落したこともあります そんな余部鉄橋も今年中に架け替え工事が完了するそうです 今の赤い鉄骨を使ったトレッスル橋を見られるのはあとわずかです 実際に乗ったことはないんですが、乗っていない僕でも分かる魅力というのはざっとこのあたりでしょうか 参考にしていただけたら幸いです
- URD
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餘部鉄橋を渡る唯一の定期優等列車 もはや骨董品ともいえる 国鉄形式キハ181系の最後の砦