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交流発電機の仕組みについて
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「交流発電機」と言うことは、外部へ取り出される電気はもちろん「交流」になります。 つまり周期的にプラスとマイナスが交互に出力される必要があります。 添付画像にはないですが、一般的には右側にもマグネットがあり、恐らく「N」となっていると思います。 この磁気回路を切るようにコイルが回転すると、コイル1回転で1周期の「交流」の電流が流れることはわかっていただけると思います。 あとはこの交流の電気をそのまま素直に取り出せばいいわけです。 この場合「整流」する必要はありませんので、回転体から電気を出し入れするのには、No,2の方も書かれていますが「スリップ・リング」と言うしくみを用います。 それがこの切れ込みの入っていない、「整流子」と書かれている物になります。(注:整流子ではありませんよ) あとはこのスリップ・リングに接しているブラシから電気を取り出すと、コイルが1回転する度に1周期となる交流の電気が取り出せるわけです。 恐らくこんがらがっておられると思われる「直流発電機」の場合は、このスリップ・リングは1個で済み、2箇所に切れ込みを入れることで、リングの半周をコイルの片側の線を固定し、流れる向きが同じになる所にブラシを固定すると、ブラシからは常に同じ極の電気が流れることになるので「直流」となります。 実は発電機としては交流の方が構造は簡単になります。 添付画像はあくまで交流の発電のしくみを教えるためのもので、実際の多くは、コイルと磁石が反対となり、コイルの中で磁石が回転する形を取ります。 なぜなら、この機械的なスリップ・リングが不要となり、発電機として壊れる可能性を低くできるからです。
お礼
回答ありがとうございました。 予備知識までありがとうございます。