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細長い物体のストークス抵抗
いつもお世話になります。 粘性率ηの流体中を速度vで移動する半径rの球状物体の受ける抵抗力Rは、 R=6πηrvで表されますが、物体が完全な球体でなく細長い物体(例えば円筒や回転楕円体、アスペクト比で1:100など)の場合、抵抗力Rはどのように考えればよいのでしょうか。 流体中には荷電粒子などは存在せず、細長い物体は変形しないと考えています。 厳密な値を知りたいわけではないので、Rのおおよその値を計算する方法があれば併せて教えてください。 よろしくお願い致します。
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- IrGacria
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回答No.1
歴史的に重要な問題です。だから、答えをダイレクトに書きたくありません。答えが知りたければ、流体力学の教科書には大抵載っていますしね。 粘性流体の運動はナビエ=ストークス方程式で記述できます。ナビエ=ストークス方程式か慣性項を取り除いた近似をストークス近似といいます。ストークス近似が成り立っているとして、速度ポテンシャル(の級数展開)から速度/圧力を求め、物体表面に作用する力を求めることで、物体のストークス抵抗を求めることができます。 さて、細長い円筒状物体が、その対称軸に対して垂直方向に動くならば、対称性からして2次元(断面)で考えればよいと想像できます。球状物体の時と同じように計算してみてください。 たしかに、答えらしきものは出ますが、その答えは本当に正しいでしょうか? 無限遠で辻褄が合わないんじゃないですか? これを、Stokes のパラドックスと言います。 このパラドックスは Oseen によって解決されています。
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