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クロムが六価クロムに変化するか。
クロムが六価クロムに変化するか。 高温の強アルカリ水溶液(苛性ソーダ10%程度)の中で、ステンレス棒を電極として電気を流すと徐々にステンレスが腐食していきます。 この時に、ステンレスの中の成分であるクロムが液中にイオン化して溶けた場合、クロムが六価クロムになるような反応が起きる可能性があるか、ご存知の方がいましたらご教授下さい。環境問題に敏感になっておりますので是非知っておきたく宜しくお願い致します。
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金属クロムが六価クロムになるには酸化性雰囲気が必要です。 例えば硝酸中、次亜塩素酸中、オゾン中・・・とか。 水の電気分解では陽極表面が酸化状態になりますから 六価クロムが発生する可能性はあります。 しかし水溶液が強アルカリではどうでしょうか。 まず電解すると金属クロム→三価クロム→六価クロム(クロム酸)という風に 進むと思いますが、アルカリのために三価クロムの段階で水酸化クロム(難溶性)に なってしまう気がします。電解速度・・・強度?(電圧ー電流で決まる)と アルカリでの水酸化クロム生成の反応速度でどちらが速いか強いかで決まるのでは? ちなみに六価クロム(クロム酸イオン)は酸性だと赤色、アルカリだと黄色になります。 SUSだとついでに鉄とニッケルが溶解するかも知れませんのであてにはありませんが。 (水酸化クロムであれば沈殿物生成、クロム酸であれば黄色に変化。という見方もできますが やはり鉄、ニッケルの影響が考えられます。)
お礼
年末年始が入ってしまい、お礼が遅くなりました。申し訳ありませんでした。 大変貴重な回答を頂き参考になりました。 今年も貴殿にとって良き年でありますように。 有難うございました。