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食物連鎖 ワシ
中学三年の東京出版について ワシは、カエルをふつうに食べるらしいのですか。 イタチとネズミとヘビしか食べない事になっています。 それには、どのような理由があるのでしょうか
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教科書に記載されているものは、あくまで一例にしかすぎませんので、ワシがイタチとネズミとヘビしか食べないということはありえません。 食う食われるの関係が網の目のように複雑に絡まりあった関係を示す図は、その「複雑さ」が見て取れるものにしなくてはなりません。しかし、あまりに正確に描きすぎると何がなんだか分からない図になってしまいます。そのため、ある程度のところで省略しているのではないでしょうか。 また、ワシにもいろいろな種類がありますので、その生息域や時期によっては、魚が主食だったりウサギが主食だったり違いがあります。それぞれの地域個体や種類の違いで何を食べているかについて興味があるのであれば、大学などで専門的に調べるといいでしょう。 中学の段階では、「食う食われるの関係は単純なものではないんだ」ということを理解しておけば十分だと思います。 蛇足ですが、この「複雑さ」こそが生物の保護の難しさになります。単純に、ある生物が絶滅しそうだからといって保護をしても、それが原因でその地域の食物連鎖を破壊してしまうことがあります。逆に、害虫や害獣を退治した結果、むしろ農作物の収穫量が激減したなんて話もあります(「四害駆除」で検索をかけるとその一例を見ることができます。)。 是非、この「複雑さ」を理解してもらいたいと思います。