- ベストアンサー
地理は何のために学ぶのか
学校を卒業してだいぶ経ちますが、 今更ながら地理は何のために学ぶのかが気になりました。 数学ならば論理的な思考能力の育成、 外国語は伝えたい事の中核を自分で把握する力の育成など、 義務教育で教えられるほとんどの教科において(それが正しいかどうかはさておき)、 何のために学ぶのか、学ぶことで何を得られるのかが私の中にあり、 その教科を学ぶことは大切なことなのだと思うことができています。 社会科においても、歴史や公民に関しては「何のために」が自分の中にあります。 しかし、地理に関しては何のために学ぶのかを未だに見出せていません。 自分の暮らす場所が日本の中で/世界の中で どのような位置にあるのかを知ることは意味があるとは思いますが、 それだけでは理由として弱いと感じています。 いい歳をしてこのような様では勉強嫌いな子どもを前にしようとも、 「勉強は大切だからしておきなさい」などとは恥ずかしくて言えたものではありません。 地理は何のために学ぶのか、何を得られるのか、皆様の答えを教えて頂けないでしょうか。 どうかよろしくお願い致します。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
とても興味深い質問です。 わたしも、いろいろな方のご意見をうかがいたい。 地理を学ぶことの直接的な実用性については、他の回答者の方々が述べられていますので、 別の視点から、わたしなりの考えを記します。 >社会科においても、歴史や公民に関しては「何のために」が自分の中にあります。 d_gさんが、歴史を学ぶ目的についてどのようにお考えなのか知りたいところです。 わたしは、歴史を学ぶ目的と、地理を学ぶ目的は、根本的に同じだと考えています。 「各国の政治・経済・産業(ひいてはそれぞれに住む人々の思想)が、 現在ある様に至ったバックグラウンドを知ること」 歴史における年号の暗記や、地理における地名の暗記などは、 試験で得点するには重要であっても、本質的な学習の目的ではないと思うのです。 ドイツ: 氷河によって侵食された土壌 → 農業に不向き → 工業が発達 → … 鹿児島県: 火山灰によって覆われた土壌 → 稲作に不向き → 畜産業が発達 → … どういう原因・経緯があって、今があるのかを知ることは大切なことだと思います。 さらに先にあるのは、、、「自分を知ること」 暑さを知っているから、寒さを理解できます。 光を知っているから、闇を理解できます。 過去を学べば、現在を認識できます。 他国を学べば、自国を実感できます。 、、、他者を知ることで、自分を知ることができます。 >義務教育で教えられるほとんどの教科において…… >何のために学ぶのか、学ぶことで何を得られるのかが私の中にあり、 さしつかえなければ、d_gさんそれぞれの教科について、 どのようにお考えなのか教えていただけないでしょうか。
その他の回答 (4)
- HANANOKEIJ
- ベストアンサー率32% (578/1805)
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chiri/ http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chigaku/ 地震が頻繁に起きています。震源が海中(海底)ならば、津波の心配があります。奥尻島。地球の裏側のチリ大地震のときは、24時間で2万km(地球の円周の半分)届きました。時速800kmということは、ジェット機なみのはやさです。 イラクにアメリカが戦争をしかけました。何のために行ったのか?石油を守るためでした。 戦争をするまえには、相手国の地図を入手します。ゼンリンの地図とか、伊能忠敬の日本地図ですね。ペリーが浦賀に来て、開国をせまったとき、日本に地図があるとは知らなかった。せっせと測量をしたそうです。 グーグルアースで、世界中をのぞいてみてください。 12月23日の高校講座地理の授業は、「温暖化する地球」です。
お礼
回答ありがとうございます。 個人ではなく集団としての視点で地理の知識は非常に有用であるということでしょうか。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 >>> 社会科においても、歴史や公民に関しては「何のために」が自分の中にあります。 明治より前の歴史って、「なんのため」なのでしょうか・・・ >>> 自分の暮らす場所が日本の中で/世界の中で どのような位置にあるのかを知ることは意味があるとは思いますが、 それだけでは理由として弱いと感じています。 歴史ほど弱くはないと思う人の方が多いような気がしますが・・・ それはさておき、地理に対する私なりの考え・体験を。 1. ゴルフの全英オープンって、えらく遅い時間までやってるけど、明るいのはなんで? → 北海道より北にあるから(緯度が高いから)。 じゃあ、なぜ寒くないの? → 付近の海流が暖かいから。 2. 地球温暖化による海面上昇でサモアが沈みかけている。 → サモアってどこ? → 太平洋の真ん中辺り 3. 理系の人が、「光の速さってどれぐらいだったっけ?」となる。 → 光は1秒に地球を7週半 → 子午線の長さは4万kmだから 4万×7.5km/秒 → 光の速さは30万km/秒 4. 海外に赴任している知人がいる。 → 今頃は雨季だな。大変そう。 これに限らず、人を思いやる気持ちに地理が必要となる場合があります。 5. オリンピックの水泳でスリナムの選手が優勝したことがあります。 場所がわからないばかりか、「そんな国があるの?」と思う人が多数だと思いますけど、 同じ星の上に住んでいる人の国名ぐらいはある程度知っておかないと、その国の人に失礼だと私は思っています。都道府県名も然り。 6. 気象関係では、主な地名は記号の代わりですから、知っていないと不自由すると思います。 7. 安全保障・軍事の関係では、その土地の場所や気象は必須の情報となります。 8. 仕事上の付き合いで、遠方からお客さんが来ることがあります。 そのとき、お客さんが住んでいる地域の気象、交通手段、行事(祭り)、名産品が必ずと言っていいほど話題になります。 ある程度知っておく必要があります。 まだまだあると思いますが、この辺で。 ご参考になりましたら幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 実用的な知識の習得のみを見ても充分に地理を学ぶ価値がある ということですね。 その点を私は軽視していたように思います。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
世の中にはいろいろな人がいるもんですね。私なんて、地理ほど学ぶ意義が明瞭なものはないと思っていました。地理では、いろいろな地域や国の位置関係、各首都、気候や文化の特徴を学びますが、これは国際関係を意識する時に、外国語以上に重要になってきます。 例えば、外国の人から「日本ってどこ? 首都って京都? 熱帯なんでしょ? 麻薬の生産もいっぱいしてるんだよね? 三味線とか武術とか、みんな習ってるから得意なんでしょ?」と言われたら、ちょっとムッと来ますよね。ちなみに私は、これ、全部、言われたことがあります。まあ、たまたま学生時代にさぼってたんだなと思えればマシですが、例えばの話、もしも「うちの国じゃ、そういうの教えてないし」とか言われたとしたら愕然としませんか? 逆もしかりで、外国や地方のことを知らなさすぎると、人と交流するうえで問題だし、輸出入などさまざまなビジネスをするうえでも、相手の地域の事情を知っているかどうかによって、やりやすさは大きく変わります。そのために、基礎知識として習い、高等教育で極めるわけです。 ただし、近年では、交通手段や通信網の発達により、テレビの紀行番組やインターネットや旅行体験によって、地理で学ぶべき情報を吸収できるので、ある意味、授業としての地理は、影が薄くなっているのかもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 地元で地元の方とばかり顔を合わせる生活の中で、地理の知識の実用性を軽視していたようです。 確かに他の地域/他の地域の人と接するには大切ですね。
- kusirosi
- ベストアンサー率32% (2838/8859)
第5 地理A 1 目標 現代世界の地理的な諸課題を地域性を踏まえて考察し,現代世界の地理的認識を養うとともに,地理的な見方や考え方を培い,国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と資質を養う。 2 内容 (1) 現代世界の特色と地理的技能 現代世界の地域性や動向を作業的,体験的な学習を通してとらえさせるとともに,地理的技能を身に付けさせる。 ア 球面上の世界と地域構成 地球儀と世界地図との比較,略地図の描図などを通して,地球表面の大陸と海洋の形状や各国の位置関係,方位,時差及び日本の位置と領域などについてとらえさせる。 イ 結び付く現代世界 交通・通信の発達,人や物の国際間の移動などに関する資料の収集,分析などを通して,諸地域間の相対的な位置,距離関係が変化し,人々の地理的視野が拡大するとともに国家間の結合や国際貿易などが活発化,複雑化していることをとらえさせる。 ウ 多様さを増す人間行動と現代世界 世界各地の消費や余暇に関する行動,観光,ボランティア活動などに関する資料の収集,分析などを通して,世界の人々の多様化する行動を地理的環境と関連付けてとらえさせる。 エ 身近な地域の国際化の進展 生活圏,行動圏に見られる世界と結び付く諸事象の地域調査やその結果の地図化などを通して,身近な地域の国際化の進展や日本と世界との結び付きの様子をとらえさせる。 (2) 地域性を踏まえてとらえる現代世界の課題 現代世界が取り組む諸課題のうち,異文化の理解及び地球的課題への取組に重点を置いて,それらを地域性を踏まえて追究し,現代世界の地理的認識を深めるとともに,地理的な見方や考え方を身に付けさせる。 ア 世界の生活・文化の地理的考察 (ア) 諸地域の生活・文化と環境 世界諸地域の生活・文化を地理的環境や民族性と関連付けて追究し,生活・文化を地理的に考察する視点や方法を身に付けさせるとともに,異文化を理解し尊重することが必要であることについて考察させる。 (イ) 近隣諸国の生活・文化と日本 近隣諸国の生活・文化の特色を追究し,日本との共通性,異質性を地理的に考察する視点や方法を身に付けさせるとともに,近隣諸国の生活・文化を理解し尊重することが必要であることについて考察させる。 イ 地球的課題の地理的考察 (ア) 諸地域から見た地球的課題 環境,資源・エネルギー,人口,食料及び居住・都市問題を地球的及び地域的視野から追究し,地球的課題は地域を超えた課題であるとともに地域によって現れ方が異なっていることを理解させ,それらの課題の解決に当たっては各国の取組とともに国際協力が必要であることについて考察させる。 (イ) 近隣諸国や日本が取り組む地球的課題と国際協力 近隣諸国や日本が取り組んでいる地球的課題を追究し,それらの現れ方は国によって異なっていることや,その解決には地域性を踏まえた国際協力が必要であることを理解させ,日本の役割などについて考察させる。 3 内容の取扱い (1) 内容の全体にわたって,次の事項に配慮するものとする。 ア 1の目標に即して基本的な事項・事柄を精選して指導内容を構成するものとし,細かな事象や高度な事項・事柄には深入りしないこと。 イ 地理的な見方や考え方及び地図の読図や作図,景観写真の読み取りなど地理的技能を身に付けることができるよう系統性に留意して計画的に指導すること。 ウ 現代世界の動向や地域の変容に留意し,歴史的背景を踏まえて地域性を追究するようにすること エ 地域性を追究する過程で政治,経済,生物,地学的な事象なども必要に応じて扱うことができるが,それらは地域性を理解するのに必要な範囲にとどめること。 オ 各項目の中にできるだけ日本を含めて扱うとともに,日本と比較し関連付けて考察させること。 (2) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。 ア 内容の(1)については,次の事項に留意すること。 (ア) ウ及びエについては,いずれかを選択して扱うこと。また,アからエまでの項目においては,地球儀や地図の活用,観察や調査,統計,画像,文献などの地理情報の収集,選択,処理,諸資料の地理情報化や地図化などの作業的,体験的な学習を取り入れるとともに,各項目を関連付けて地理的技能が身に付くよう工夫すること。 (イ) アについては,球面上の世界のとらえ方に慣れ親しませるよう工夫すること。その際,地図の投影法には深入りしないこと。略地図の描図については,世界地図の全体や部分が描けるようにすること。日本の位置と領域については,世界的視野から日本の位置をとらえるとともに,日本の領域をめぐる問題にも触れること。 (ウ) イについては,年次の異なる主題図や統計などを比較し関連付けてとらえさせるようにするとともに,地理情報の活用の方法が身に付くよう工夫すること。 (エ) ウについては,身近な情報を地理情報として活用する技能が身に付くよう工夫すること。 (オ) エについては,生徒の特性や学校所在地の事情等を考慮し,地域調査を実施し,その方法が身に付くよう工夫すること。 イ 内容の(2)については,次の事項に留意すること。 (ア) アの(ア)及びイの(ア)については,世界を広く大観する学習と具体例を通して追究する学習とを組み合わせて扱うこと。その際,イの(ア)の環境,資源・エネルギー,人口,食料及び居住・都市問題はそれぞれ相互に関連し合っていることに留意して取扱いを工夫すること。 (イ) アの(イ)及びイの(イ)については,いずれかを選択して扱うこと。その際,アの(イ)については,東アジア,東南アジアの国々やロシアの中から二つ又は三つの国を選び,また,イの(イ)については,それらの国々及び日本が取り組んでいる地球的課題の中から二つ又は三つの課題を選んで扱うこと。 第6 地理B 1 目標 現代世界の地理的事象を系統地理的,地誌的に考察し,現代世界の地理的認識を養うとともに,地理的な見方や考え方を培い, 2 内容 (1) 現代世界の系統地理的考察 自然環境,資源,産業,都市・村落,生活文化に関する地域性について世界的視野から考察し,現代世界が多様な地域から構成されていること,それらの地域には類似性や空間的な規則性などがみられること,分布から幾つかのまとまりでとらえたり,幾つかの地域に区分したりできることを理解させるとともに,現代世界を系統地理的にとらえる視点や方法を身に付けさせる。 ア 自然環境 世界の地形,気候,植生などから系統地理的にとらえる視点や方法を学習するのに適切な事例を幾つか取り上げ,世界の自然環境を大観させる。 イ 資源,産業 世界の資源・エネルギーや農業,工業,流通などから系統地理的にとらえる視点や方法を学習するのに適切な事例を幾つか取り上げ,世界の資源,産業を大観させる。 ウ 都市・村落,生活文化 世界の都市・村落や消費,余暇に関する行動,人々の衣食住などから系統地理的にとらえる視点や方法を学習するのに適切な事例を幾つか取り上げ,世界の都市・村落,生活文化を大観させる。 (2) 現代世界の地誌的考察 地域の規模に応じて地域性を多面的・多角的に考察し,現代世界を構成する各地域は多様な特色をもっていることを理解させるとともに,世界諸地域を規模に応じて地誌的にとらえる視点や方法を身に付けさせる。 ア 市町村規模の地域 直接的に調査できる地域の特色を多面的・多角的に調査して,日常の生活圏,行動圏の地域性を地誌的にとらえさせるとともに,日本又は世界の中から同規模の地域を取り上げて地誌的に考察し,それらを比較し関連付けることを通して市町村規模の地域を地誌的にとらえる視点や方法を身に付けさせる。 イ 国家規模の地域 世界の国家を事例として幾つか取り上げ,それらの地域性を多面的・多角的に考察してそれぞれの国を地誌的にとらえさせるとともに,それらを比較し関連付けることを通して国家規模の地域を地誌的にとらえる視点や方法を身に付けさせる。 ウ 州・大陸規模の地域 世界の州・大陸を事例として幾つか取り上げ,それらを多面的・多角的に考察してそれぞれの州・大陸を地誌的にとらえさせるとともに,それらを比較し関連付けることを通して州・大陸規模の地域を地誌的にとらえる視点や方法を身に付けさせる。 (3) 現代世界の諸課題の地理的考察 現代の世界や日本が取り組む諸課題について,広い視野から地域性を踏まえて考察し,現代世界の地理的認識を深めさせるとともに,地理的に考察する意義や有用性に気付かせ,地理的な見方や考え方を身に付けさせる。 ア 地図化してとらえる現代世界の諸課題 世界各地に生起している地球的課題に関する諸事象を地図化して追究し,その現状や動向をとらえさせるとともに,地図化することの有用性に気付かせ,それに関する技能を身に付けさせる。 イ 地域区分してとらえる現代世界の諸課題 世界各地に生起している地球的課題に関する諸事象を分布などに着目し地域区分して追究し,その空間的配置や類似性,傾向性をとらえさせるとともに,地域区分することの有用性に気付かせ,それに関する技能を身に付けさせる。 ウ 国家間の結び付きの現状と課題 現代世界の国家群や貿易,交通・通信などの現状と課題を地域の環境条件と関連付けて追究し,それらを世界的視野から地域性を踏まえてとらえさせるとともに,国家間の結び付きを地理的に考察することの意義に気付かせる。 エ 近隣諸国研究 近隣諸国の生活・文化を地域の環境条件と関連付けて追究し,日本との共通性や異質性及び異文化を理解し尊重することの必要性をとらえさせるとともに,近隣諸国との交流の在り方や日本の役割などについて考察させる。 オ 環境,エネルギー問題の地域性 環境,エネルギー問題を世界的視野から地域性を踏まえて追究し,それらは地球的課題であるとともに各地域によって現れ方が異なっていることをとらえさせ,その解決には地域性を踏まえた国際協力が必要であることなどについて考察させる。 カ 人口,食料問題の地域性 人口,食料問題を世界的視野から地域性を踏まえて追究し,それらは地球的課題であるとともに各地域によって現れ方が異なっていることをとらえさせ,その解決には地域性を踏まえた国際協力が必要であることなどについて考察させる。 キ 居住,都市問題の地域性 居住,都市問題を世界的視野から地域性を踏まえて追究し,それらの問題の現れ方には地域による特殊性や地域を超えた類似性がみられることをとらえさせ,その解決には地域性を踏まえた国際協力が効果的であることなどについて考察させる。 ク 民族,領土問題の地域性 人種・民族と国家との関係,国境,領土問題の現状や動向を世界的視野から地域性を踏まえて追究し,それらの問題の現れ方には地域による特殊性や地域を超えた類似性がみられることをとらえさせ,その解決には地域性を踏まえた国際協力が効果的であることなどについて考察させる。 3 内容の取扱い (1) 内容の全体にわたって,次の事項に配慮するものとする。 ア 1の目標に即して基本的な事項・事柄を精選して指導内容を構成するものとし,細かな事象や高度な事項・事柄には深入りしないこと。 イ 地理的な見方や考え方及び地図の読図や作図,景観写真の読み取りなど地理的技能を身に付けることができるよう系統性に留意して計画的に指導すること。 ウ 現代世界の動向や地域の変容に留意し,歴史的背景を踏まえて地域性を追究するようにすること。 エ 地域性を追究する過程で政治,経済,生物,地学的な事象なども必要に応じて扱うことができるが,それらは地域性を理解するのに必要な範囲にとどめること。 オ 各項目の中にできるだけ日本を含めて扱うとともに,日本と比較し関連付けて考察させること。 (2) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。 ア 内容の(1)のアからウまでの各項目については,世界的視野から扱うことが可能な二つ又は三つの事例を選び,具体的に扱うようにすること。その際,各事例は分析,考察の過程を重視し,現代世界を系統地理的にとらえる視点や方法が身に付くよう工夫すること。 イ 内容の(2)については,次の事項に留意すること。 (ア) アからウまでについては,地域の規模に応じて取り上げる視点や方法などが異なってくることに留意して取扱いを工夫すること。 (イ) アについては,学校所在地の地域のほかに日本又は世界から一つの地域を選んで扱うこと。 (ウ) イ及びウについては,それぞれ地誌的にとらえる視点や方法を学習するのに適した二つ又は三つの地域を事例として選び,地誌的に考察する学び方が身に付くよう工夫すること。その際,地域性を地誌的に考察するに当たっては,取り上げた地域における特徴的な事象とその動きに着目し,他の事象を有機的に関連付けるかたちで多面的・多角的に追究する地誌と,取り上げた地域の多様な事象を項目ごとに整理するかたちで多面的・多角的に追究する地誌とがあることに留意し,この両方の地誌を学習できるよう工夫すること。また,イにおける国家及びウにおける州・大陸に替えて,州・大陸を幾つかに区分した規模の地域を選ぶことができること。ただし,その場合,替えるのはイ又はウのいずれかにすること。 ウ 内容の(3)については,次の事項に留意すること。 (ア) アからエまでの中から二つ,オからクまでの中から二つの項目を選択して扱うこと。その際,内容の(1)及び(2)の学習成果を活用し,地理的事象を見いだし追究する過程を重視し,現代世界の地理的認識を深めさせるとともに,地理的考察の方法に慣れ親しませるよう工夫すること。 (イ) 各項目ともそれぞれの特質を考慮して二つ又は三つの地域又は課題を事例として選び,具体的に扱うこと。エについては,東アジア,東南アジアの国々やロシアの中から選ぶこと。クについては,領土問題の現状や動向を扱う際に日本の領土問題にも触れること。 ※高校の指導要領からです、「地理的な見方や考え方を培」うことが、「国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と資質を養う」ためであるらしいです。文部科学省的には_(‥ )。
お礼
回答ありがとうございます。 自分の暮らす場所が日本の中で/世界の中でどのような位置にあるのかを知り、 そこから自分は社会の中でどのような位置にあるのか、社会の中で何ができるのかを考えさせるものと解釈しました。 なるほど、地図の見方を習得する等の実用的な知識の習得の他にそのような狙いがあるのであれば、 学校で多くの時間を割いて学習するだけの価値があるものと思うことが出来ました。
お礼
回答ありがとうございます。 歴史と地理で目的が同じとは考えもしませんでした。 確かに一見別々の学習内容でありながら社会科としてまとめられている訳ですから、共通する目的があってしかるべきですね。 そういった部分も(皆様の回答を参考としながら)時間を割いて自分なりの答えを考えてみたいと思いました。 私としましては、それぞれの教科で学ぶ知識自体の他に以下の点から各教科の学習が大切であると考えています。 (勢い教科以外まで書きました。) 国語: [現代文]実用的な対話手段の習得および他者の思いや考えを思いはかる力の育成。 [古典、漢文]言葉の受け手として伝えようとしている事を汲み取る力の育成。 (現代文に翻訳しなければならないことから。) 外国語: 古典、漢文と同様に言葉を受け取る力の育成。 および、言葉を適切に選択する送り手としての力の育成。 数学: 論理的な思考能力の育成。 理科: 現実の事柄を論理思考の世界に落とし込む力、およびその逆に引き上げる力の育成。 社会: [歴史]過去を展望する事による未来を展望する力の育成。および温故知新のための知識の蓄積。 [公民]集団の在り方、集団生活について学ぶ事。集団の結成や運営を行う下地、基礎力の育成。 [地理]社会の一部としての自身に目を向け、考える力の育成。(今回の質問により私が見出した現時点での答え) 体育: 健全な肉体の育成。(実技、座学とも。) 技術: 物事に際し適切な手法がある事を知り、新しい物事に際し適切な手法を模索するための下地の育成。 家庭: 生活のための基礎的な技術の習得および、身近にあって見落としていたものを気付かせ、発見する力をつけるための下地の育成。 美術: 物事に際し、着眼点や解釈の仕方を変え、柔軟な視点で捉える力の育成。 道徳: 人の道を知り、自分を律する力を育成すること(いわゆる『自分ルール』の策定)。 学級活動、部活動等: 集団生活に適応する力の育成。 入学式等: 式典の有り様を知る事。心に節目をつける方法として儀式という手法があると知る事。