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アクセントの音韻論的機能と統語論的機能について
国語音声学を勉強していて、分からないことがありました。 ある教科書には、「アクセントの機能には、『弁別的機能』と『境界的機能』という2つがある」と出ていて、他の教科書には、「音韻論的機能」と「統語論的機能」と出ていました。 「弁別的機能」=「音韻論的機能」 「境界的機能」=「統語論的機能」 という考え方であっているのでしょうか? どなたかお分かりになる方がいらっしゃいましたら、教えてください。
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>「弁別的機能」=「音韻論的機能」 >「境界的機能」=「統語論的機能」 >という考え方であっているのでしょうか? あっています。 「弁別的機能」については、No1の方のご回答通りです。 「境界的機能」というのは「語と語の境界を表す機能」ということです。 (「語」という言葉には誤解を招きかねませんが、ちょっと勘弁していただいて) 「僕は太郎と会った。」の場合、 「ぼくは」「太郎と」「会った」それぞれにアクセントがありますから、別々の語ということになります。 「語」というのは統語的な概念ですから、まさに統語的機能ということになりますね。 >教科書によって言葉が違う場合があるので、苦労しています。 どの側面に焦点を当てるかによって、名前が違うのはある意味、仕方のないことです。 でも、これからもっと大変になります。 同じような概念でも違う言葉を使ったり、同じような言葉でも意味が違ったりします。 先ほどの「語」という言葉。 これも人によって定義が様々です。 アクセントから見る人は「僕は」を一語と見ます。 もちろん、「僕」と「は」に分ける人もいます。 よく気をつけて、がんばってくださいね。
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- SPS700
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「国語」の分野で質問していらっしゃいますが、端、橋、箸、のような違いは、お互いの語彙を弁別する、音韻的な機能がありますから、日本語では確かに存在する機能です。 ですから弁別的機能=音韻論的機能、までは関連がありそうですが、それから先は日本語以外の言葉についての話なのかどうか、実証に当たって見るより仕方が無さそうですね。
お礼
ありがとうございます。 教科書によって言葉が違う場合があるので、苦労しています。 でも、助言をいただき、助かりました。
お礼
分かりやすい説明をいただき、ありがとうございます。 納得できました。 確かによく確かめないと、内容が微妙に違っていることもあるようなので、気をつけて見ていきます。