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1945年以前のバイクで、ギアチェンジの方法が現在のバイクと同じもの。

1945年(昭和20年)当時、世界中のどの国の、どのメーカーでも構いません。現在のバイクで主流である、左手でクラッチを操作し、左足でギアペダルをかき上げる方式のバイクは存在したでしょうか?

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  • LB05
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回答No.3

 欧州車の場合、バイク登場以来殆どが左手クラッチでしたが、左足シフトは'45年には極めて少数だったと言えます。 ※英車はほぼ例外無く右シフトでした。No.1様御回答のヴェロセットも右シフトです。 ※BMWは最初から左シフトで、逆に右シフト車は作った事が無かったと思います。  これはBMWの駆動方式と初期モデルのリヤブレーキに関係があるでしょう。  BMWのシャフトドライブの変速機は最初から右側アウトプットなので、シフトドラムのシャフトは自動的に変速機の左側に出さなければならなかったし、また初期モデルのリヤブレーキは駆動シャフトにかかる構造でした。(変速機出口のカップリングのフランジ部にテコを直接押し付ける様な構造でした。)  故にペダルシフトを採用する時、シフトドラムのシャフトは左側に出ている、右には既にブレーキペダルがあり、構造上このペダルを左に持ってくるのは不可能ではないが困難、というワケで自然に左シフト/右ブレーキとなったと考えられます。 ※BMW以外に左シフトが無かったか?というと・・・自分の記憶にはありません。少なくとも当時の有力メーカ(その殆どが英車)には、左シフトは無かったはずです。  元々右シフトというのは・・・ハンドチェンジ時代の名残から来ています。  ハンドチェンジのレバーは、右手で操作する関係上タンク右側に装備することになりますが((左手はクラッチを切っているので、左手シフトは出来ません)、するとハンドチェンジのレバーに繋がるシフトドラムのシャフトも、変速機の右側に出すことになります。(ハンドチェンジのリンクの邪魔になるので、キックペダルが左側についているバイクも珍しくありませんでした。)  後のペダルシフトでは、シフトドラムのシャフトに直接ペダルを取り付けることになるので自動的に右シフトになるワケで、そう考えますと左シフトは歴史のある欧州メーカでは『馴染みの無いヘンなレイアウト』という認識だったのではないか?と思われます。  これはイタ車でも例外ではありません。DUCATIもMOTO-GUZZIも右シフトの時代がありましたし(DUCATIの単気筒に至っては、デスモが搭載された後のスペイン製まで右シフトの左ブレーキで、更に左キックのままでした)、バイクメーカとしての歴史が浅いMVアグスタも右シフト時代がありました。  尚、構造上の理由から先に右ブレーキが決定してしまったBMWは、複雑なリンクを介してハンドチェンジを実現していました。ヴェロセットが採用して以来英車に一気に広まったフットシフトは、BMWにとっては『複雑なシフトリンケージを廃止出来る大チャンス』だったと思われます。 ※シフトパターンは色々です。っと言いますか、特に戦前に設計されたエンジン/ミッションを流用していたバイクのシフトパターンはハンドチェンジの都合で決まっていたので、現在のパターンとは違うモノもありました。  ボトムニュートラルというパターンはハンドチェンジのパターンそのものですし、英国のアリエルは第二次大戦をまたいで、今日で言うところの『レーシングパターン』(ペダルを踏み込んでシフトアップ)を標準としていました。

asunaro470
質問者

お礼

LB05様、  丁寧にご教示いただき、まことにありがとうございました。構造上の問題等、全くの門外漢なので知らないことばかりで、勉強になりました。  どうやら、BMWにおいては、R5で左足チェンジを実現して以降、その方式が主流になったようなのですが、現在のバイクで主流のパターン(左足を踏み込んで1速、一度つま先を上げてニュートラル、更に上げて2速……)と、R5も含めて全く同じパターンの機種はあったのか、それを知りたいと思っています。  ご存じであれば教えていただけないでしょうか。

その他の回答 (2)

  • Lupinus2
  • ベストアンサー率26% (1802/6710)
回答No.2

>つま先でかき上げるタイプと考えてよいのでしょうか? リターン式とのことですので、そうでしょう。 しかし、シフトパターンまでは判りませんけどね。 ボトムニュートラルという、ニュートラルが一番下にあるバイクも国産車にありましたので。 >また、これ以降、BMWのバイクは左足シフトが主流になっていくのでしょうか? 同サイトによれば、そのようです。

asunaro470
質問者

お礼

Lupinus2様、  重ね重ねありがとうございました。シフトパターンが現在のものに定着するまで、色々と模索されたようですね。

  • Lupinus2
  • ベストアンサー率26% (1802/6710)
回答No.1

足でのシフトチェンジは、1934年にベロセットが採用したのが最初らしいです。 BMW関連のWebサイトに書いてありました。 http://www12.plala.or.jp/bmwmotorcycle/bmwr5foot.html BMWは左足シフトですが、イギリス車では右シフトもありましたね。

asunaro470
質問者

お礼

Lupinus2様、  早々のご回答ありがとうございました。たいへん参考になりました。 この左足シフトですが、現在のものと同じように、つま先でかき上げるタイプと考えてよいのでしょうか?  また、これ以降、BMWのバイクは左足シフトが主流になっていくのでしょうか?  ご存じの限りで結構ですので、教えていただけないでしょうか。

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