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脂質含有量が多いものと少ないもの、同カロリーで食べると?
- 同じカロリーの食物で、脂質含有量が多いものと少ないものを食べると、体脂肪率に違いが生じる可能性があります。
- 例えば、同じ150kcalのシュークリームと大福を比べると、シュークリームには脂質が含まれている可能性が高く、大福には糖質が主なカロリー源となっている可能性があります。
- 体重自体は変わらなくても、脂質の多い食べ物を摂取すると体脂肪率が増える可能性があるため、食事には注意が必要です。
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三大栄養素だけで考えるとして、脂質、糖質、たんぱく質が必要量摂取できており、生活強度が低ければ、同じと考えて差し支えありません。オーバーカロリーなら、脂質の多寡に関わらず同じように太りますし、アンダーカロリーなら同じように痩せてきます。もちろん収支が合っていれば体重維持です。 ただし、厳密なことを言えば、余った糖質が体脂肪になるときには、脂質が体脂肪になるよりは、変換効率が悪く、まったく差がないわけではありません。 また、無酸素運動直後などで筋肉にグリコーゲンが枯渇しているときは、糖質はその補充のために脂肪にならずに筋肉に吸収されますが、脂質では糖質の代わりにはなりません。これも肥満度に影響しないわけではないことになります。 以下余談です。 これが生活強度が高い、たとえばマラソンするというような極端な例で説明すると、糖質に比重を置かなければばてて、やってられなくなります。実際、マラソン選手はレース前に、たんぱく質摂取を犠牲にしてまで糖質を詰め込みます。選手レベルのマラソンくらいの運動強度になると、糖質由来のエネルギーが枯渇すると、即、苦しくなり、場合によってはスピードががた落ち、最悪は走れなくなります。30kmあたりで枯渇することが多く、「30kmの壁」と呼ばれたりします。 そこまででなくても、生活強度が高いほど糖質依存率は高くなるのです。安静時でも糖質と脂質は1:2で消費されています。ウォーキングでは1:1に高まります。特に力仕事には糖質は必須です。 極端に糖質が不足すると、筋肉や内臓などのたんぱく質を分解し始め、それでも足りないと脂肪を無理して糖質由来のエネルギーに変換します。このとき、ケトン体というものが大量に発生し、いわゆるダイエット臭がするようになります。ケトン体は酸性物質で、腎臓機能が低下していると、アシドーシスで命に関わることもあります。 もちろん、中・長期的にはたんぱく質が不足すれば、体が衰えます。たとえば血管などがもろくなることすらあり得ます。また、必須脂肪酸という言葉があるように、脂質をまったく摂取しなくても問題は出ます。
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回答ありがとうございます。 とてもわかりやすかったです! ものすごく勉強になりました。 私の普段の生活ではそれほど厳密にこれは糖質、脂質と神経質にならなくても大丈夫そうです。 ただ、筋トレやジムに行くことも結構あるのでそういった時は、 きちんと糖質を採ろうと思いました。 なんでも「過ぎ」は良くないですね。 バランスよく食べるようにします。