建築家の多さについて
タイトル通り、現在の建築家(建築士)の人数のことで色々な人から意見を聞きたいと思ってこれを書いています。
「建築」と聞くとまずはじめに「設計」と考える人が多いのではないでしょうか?そして設計を主な仕事とするのは建築家。現在建築を学んでいる学生たちもほとんどが、建築士の資格を取って、設計事務所を起ち上げたり、大手ゼネコンやハウスメーカーで働いたりというのを夢に見ていると思います。
実際私も設計職に憧れて建築の道に進みました。しかし今は違います。福祉住環境や環境問題、構造など、もっと大切な分野があると気づいたのです。
もちろん設計をするに当たって建築家の方は構造、環境、バリアフリーやユニバーサルデザインなどあらゆることを総合的に考えているのはよくわかります。でも結局、建築雑誌に載るような建物は特に、外観のきれいさ、斬新な形、画期的なプランなどを売りにしていてそれが「素晴らしい!」と評価されている印象を受けます。
そして学生たちはそんな作品を見て「かっこいいなー。私もこんな建物を設計したい!」と感じるのです。
現在の日本(海外も?)には建築家が多すぎると私は思います。海外のプロジェクトまでも手がけるような超有名な建築家から、地域に根付いた小さな設計事務所でひっそりと住宅を設計している建築家まで、とにかく需要(=依頼)以上の供給(=建築家)があると思います。
(1級建築士の試験が数年後から難しくなり、建築家を減らそうという動きもあるようですが…。)
ついでに言うとこれは大学の勉強にも絡んでいるのかも…。つまり授業では「設計が上手い人はすごい」みたいな雰囲気があるんですね。授業構成自体、設計中心だし。「設計が全て!!」と思っている人も多いのでは。
以上、長文になりましたがこれが私の言いたいこと、聞きたいことです。かなり偏見、屁理屈、固定観念が入っていますので「そんなことない!!全然違う!!」と思う方もいらっしゃると思うので、ぜひぜひ反論もしてください。というか私はまだまだ建築に関しては浅いですので、色んな人の考えを聞いて「そんな考え方もあるかー」「そうとも考えられるなー」と、新しい理論や価値観を得たいのです。
建築素人の方でも構いませんよ。よろしくお願いします。
お礼
「ザハ・ ハディド」確認させて頂きました。 まさに、この人でした!! ありがとうございます、助かりました。