丁度No.6の方が、
>左利きを無理に右利きにさせることは昔はよく行なわれました.
左利きを右利きに変えさせるという風習について
書かれていますので、左利き関連情報として
ちょっと書かせて頂きます。
発生確立が低いせいか、世界中に左利きの
人に関するいろいろな偏見があります。
多くは宗教的な意味や、人種差別的な
歴史の名残です。
日本の場合、中国大陸の影響を受けた
神道による太陽信仰、いわゆる天照大神
ですから、太陽の方角をつかい、上下を表しました。
聖徳太子が中国の皇帝に手紙を送ったとき、
日本を「日、出る国」と表現し、日本が中国
より上であるとの表現をしたため、皇帝の
怒りを買ったといいう話は、歴史の教科書で
皆さんご存知かと思います。
日本語の左という言葉の語源ですが、
日本の太陽信仰からきたもので、
太陽が最も高く上る方角(つまり南)に
人が向いたとき、「日、出る方角にある手」
これが、ひいずる→ひい出たる→ひだり
となったもので、太陽が出る方向は
重要だという考えから、聖徳太子が用いたように、
身分が上、とか高貴という意味を持って
いました。
左とは身分が上という意味として
定着したため、宮中で左大臣、右大臣
というのは、単に左、右にいるという意味
ではなく、大臣の位の上下を表していました。
日本で地域差別が広がる中、身分の低い
卑しい身分の者が、高貴な左手を使うのは
けしからんという風潮があったようで、
徹底的に使用が禁止されたようです。
ときどき、左手を使ってはいけないと
特に厳しく言う人がいますが、そうゆう
人に限り、理由を聞くと怒ったりします。
これは、身分の卑しいお前たちは、物事の
理由など考える必要はない、とにかく従えと
言われ続けた影響なのです。
世の中には確かに右利きの人の割合が多いです
から、世の中のものは大概右利きように作られて
います。
ですから合理的な観点からすれば、左利きの
人が右も使えるようになっているといい、という
ことで、左利きの人を右手しか使わないように
強制する必要などどこにもないのです。
お礼
お返事有難うございます。 左=高貴と言うお話始めて聞きました。 大変為になりました。