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歯科技工士さん、おしえてください。
松風の商品名『メロットメタル』などの低融点合金は、どのように使用するのでしょうか? 説明文には「板状合金を加工して打出冠を作る際の型用合金です。」とありますが、 1)低融点合金は、どのような加工をされて『打出冠を作る際の型』になるのでしょうか? 2)出来上がった型は、どのように使用されるのでしょうか? おしえてください。 また、低融点合金を使った打出冠の作成方法が、図解や写真で紹介されているホームページや書籍がありましたら、教えて下さい。 よろしくお願いいたします。
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技工士のkkikuです。また懐かしい名前を聞きました、私は技工に入ってもう30年になり学生時代のバイトを入れると34年になりますが、学生時代とのその後数年は「メロットメタル」をよく使いましたので(金属冠に)今の若い技工士は使ったことがないと思いますよ。 現在使われるとしたら乳歯冠に使われることがあるかもしれませんがまずないでしょう。 その方法は型を取った石膏模型にした物から作る歯を切り出して一本の歯の模型にします。 それを名前を忘れたのですが油性の粘土の様な物に押し込みその穴にメロットを流し込み陽型として鉛の版に打ち込みました。 その時の冠の材料はサンプラと言うもので出来たキャップ状の物です。それを金冠ばさみで歯茎の線に会わせて切ります。かなりアバウトなものなので適合性に問題があるので現在は使われることもなくそのような技工物は鋳造に変わっています。 ただメロットは、95から98度で熔けるのでお湯の中で溶かすことが出来るので金合金にも悪影響を与えないので以前精密な固定用に使ったことがありますが、今は超硬石膏の良い物がありますのでメロットが使われろ事はありませんので私の所でも引き出しの中に眠っています。ただ現在メロットのことが書かれたHPなどないと思いますが一度私の方でも調べてみます。
お礼
素早いご回答ありがとうございます。 そうなんですか!?『メロット』はもはや死語同然とは知りませんでした。 僕はてっきり、鋳造冠では出せない精度を必要とする場合に、打出冠で作るのかと思ってました。治療で開いた穴に詰める『アマルガム』並に使われない過去の遺物といったところでしょうか。 しかし歯科技工では使わなくても、普段の工作に応用すれば、何か面白い物が作れるかもしれません。 (例えば鍛金の型とか) どうもありがとうございました!!