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25で歯科技工士をめざそうかと思っているのですが
今24で28ぐらいまでに歯科技工士を目指そうと思っているのですが、技工士になる為には、なった後の働き口や給料、その後の技工士の必要性を知りたいです。 技工士は毎日仕事に追われ、また、思ったほど給料は良くないと聞いた者で。(自分の時間が持てるのか?) 今、技工士さんがどんどんやめているとも聞きます。 そこまで何が大変なんでしょうか?また、いくつぐらいの人がおもにやめるんでしょうか? 全体の就職率はどのくらいなんでしょうか?技工士の数はそれなりに足りているのかな? それから、再生医療が進歩して近い将来、歯の再生等が可能になると聞いて、そうなれば技工士はあまり必要なくなるのでは?と考えるのですが。 最新の歯の再生医療はどこまで進歩しているのでしょうか?一般の人ができるのはいつぐらいからなのかな? もう、人に歯を生えさせる事ができるとテレビでしていたと聞いたのですが、本当でしょうか?
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残念なとですが、現状のこの業界に足を踏み入れた場合、当初より有る程度の収入を得て満足の行く仕事をする事はほとんど期待出来ません。 しかし、歯科技工の仕事をある程度以上極めれば、大変奥の深い世界ですので十分にやりがいは有ります。 但し、通常、そのような状況が生まれてくるのは10年やそれ以上の経験、あるいは極めて幸運な就職先が得られた場合です。 まだ当面の間生計をご自分で立てる必要が無く、そして歯科技工という仕事の本質に魅力を感じてそれを目指そうとするのでしたら決して悪い事ではないと思います。 専門学校への入学も比較的簡単です。 仕事の現状は… 歯科技工の世界も二極化があります。 必ずしも全部の歯科技工士がそうではありませんが、ほとんどの人が卒業後に経験する「普通」に保険治療の対象技工物を製作する現場は、やはりかなり厳しい物が有ります。 現在最も大きな問題は、(その原因をここては追究しませんが)「技術料金の低さ」です。 手作業でワンメイクの製品を生み出す、しかも医療業種としては異常な低さで、相当なベテランが取り組んだ場合でも時間売り上げはアルバイトの時給と大差ない程度です。 集配や歯科医師からの指示を聞いたりそれに必要な待ち時間、再製作等直接売り上げに結び付かない仕事も含めるとそれ以下の物かも知れません。 卒後最も多いのは2~3名から10名程度までの「歯科技工所」に勤務する場合です。 そうした場合多くは週6日10~15時間の勤務になります。仕事量には有る程度のむらが有りますので場合によってはそれより少なくなったり、数日間20時間以上の仕事が続く場合もあります。 それだけやっても通常のサラリーマンの基本給程度の収入、残業手当なども事実上有りません。 給料は歩合制の場合も有り、やればやっただけの収入は有るものの、例えば大卒初任給程度の収入を得ようとすれば彼らの1.5倍は働かなければいけないのではないでしょうか。 しかも、2年の専門学校を出た段階での実力は自動車の運転ですと仮免許以前、やっとコースに出た程度の物ですので、10万程度の初任給(の場合も多いです)ですら自分の売り上げが及びません。 働きながら初心者を教育、育てるシステムも多くは存在しません(それだけの余裕が無い)ので、がむしゃらに働きながら技術を習得していかなければなりません。 日曜日は休めない事も無いので自分の時間が作れない、と言った事は有りませんが、常に納期に迫られていますので場合によっては休日出勤も有ります。 仕事中に好きな音楽等を流し、自分の時間を作っている?場合も多く有ります。 そんな現状ですので、卒後数年で離職する場合も大変多く、半分とも2/3とも、あるいはそれよりも多いとも言われます。 結構な授業料を払った事を考えれば驚くような数字です。 特にバブル期?に実情を知らず成り行きで入学してしまった人はほとんど辞めてしまっているような物です。 又、将来への不安から転職が可能な年齢のうちに、と離職する場合も多い様です。 そんなややこしい状況ですから、現時点では選り好みをしなければ就職は出来ます。 多くの歯科技工士が長時間労働をしている事を考えると仕事の需給バランスは供給過剰の様な気もしますが、売り上げが全く上がらない点からすれば供給不足の様な妙な状況です。 最近流行の言葉で言うなら業界全体で「ワーキングプア」状態になりつつあります。 自由競争と需給バランスの崩れた保険行政の相乗効果?で押しつぶされそうになっているシステム最下層の業界と言う事でしょうか。 歯医者さんが儲からなくなったという現状もこの仕事の不況に大きく影響しています。 虫歯は確かに少なくなっていますが、入れ歯の需要や矯正治療はまだまだ必要です。 芸術的才能が大きく物を言う審美治療の分野も活発に行われています。 今と同じ形ではないにせよこの業種の必要がなくなる次代はまだ先のことと思います。 再生医療や完全自動化の時代はまだまだ先です。 業界団体ではは危機感を持って様々な対策、業界への啓発、意識の改革を行っています。 教育システム変更の必要性も言われています。 しかしまだ決定的な流れは生まれていません。 これ以上悪くなる事は無い様にも思いますが、突発的に良くなることも無いでしょう。 正しい志を持った人材が本当に必要ですので、この業界に興味を持っていただく事は、本当に嬉しい事です。 しかし現状を十分に理解し、それなりの覚悟が必要な事も事実です。 こちらをはじめ様々な質問サイトで「技工・歯科技工」などで検索すれば多くの情報が出てくるでしょう。 生の声が聞けるブログやホームページも有るはずです。 No.1様の言われるように直接現場を見学したり話を聞くのも良いと思います。 (但し、多くの場合ものすごく忙しいので、アポイントを取った方が良いかも知れませんが…) 歯科技工は決して自然治癒しない口の中の組織を歯科 医師と協力しつつ再生する仕事です。 その人の健康、寿命、表情、願貌すべてに関わり、人生をも左右する重要な仕事です。 比較的簡単に独立開業することも出来、努力次第ではどこまでも理想を追求できます。 仮免許のまま終わるのもF-1のパイロットの様になるのも本人次第の世界です。 ぜひ十分にいろいろな事をお調べになって、この業界の扉をたたいてください。 以上長くて脈絡の無い回答になってしまいました。 上記は個人的な見解で、業界団体や学校の発表する統計、見解とはかなり違うかも知れませんが間違いなく現状の実感です。 参考にしていただければ幸いです。 当方技工経験4半世紀以上、個人開業です。 複数の副業と妻との共稼ぎでぎりぎり生活を支えていますが、この仕事の魅力も捨てがたく何とか続けています。(そんな技工士さんも多いはずです。)
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- michael-m
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詳細はその畑で暮らしている人の方が知っているでしょう。なので、仕事を依頼する側からお答えします。 私が出向していた技工士学校ではほとんどが、就職が決まっていました。中には技工所のアルバイトで資格を得るために来たと言う学生もいました。 別の学校では半数近くが宝飾関係に行ってしまったところもあります。 知人にも何人か技工士がおりますが、二人は再就職、一人は県下有数の稼ぎ頭でしたが、今は東京を中心にした飲食店のオーナーです。彼が稼いでいた時は家には夕食と風呂と翌朝の弁当を取りに行くだけの生活でした。 技工士学校を出ても、できるのはせいぜい保険冠程度、後は個人の努力で腕を上げ、講習会などに積極的に出て最新技能を身につけましょう。 再生治療は進んでも、まさかC2程度の歯を抜いて再生させる事は無いでしょう。従って、義歯やブリッジの受注が減少するだけだと思います。費用面からも治療期間からも現状の技工士が失業する事は無いです。 逆に現状では再生治療には資格がありません、つまり大手技工所がその分野に進出する事は充分に考えられます。基本的な培養技術さえあればほとんどはコンピュータ制御になるでしょうから、一般技工士でも操作できるかもしれませんね。 なお再生治療が本格的に導入されるのは、企業側は数年と言っていますが、最低10年は掛かるでしょうし、一般的になるのはもっと先でしょう。歯医者の技量も現状では不十分ですから。
お礼
皆さん、連絡が遅れて申し訳ありません。技工士はとても大変なのですね、なんだか不安になってしまいましたが、とても参考になりました。ほかにもいろいろ回って見ます。ありがとうございました。
- u-jinpo
- ベストアンサー率31% (98/310)
こんば、、^^、 一言、やめたほうが、良いと思います。 これは、本当です、、 現実に、歯科医院や技巧所に行って技工士さんに、じかに,話をされるのが、一番宜しいです、丁寧に、教えてくださると思います、 その時、仕事内容も、わかります、思い込みなどがあり、他人、異職業の方には、到底理解できない事があります、NETでは、微妙なニュアンスがなかなか、伝わりません、誤解も招きます、、 一度実際に何人かお会いになり、決定されたが宜しいかと、思います。
お礼
No.1さんの言うとおり一度じっくり考え直した方がよさそうですね。 ほかの方の違憲なども聞いてみて怖くなりましたが、とても参考になりました。 昔は、親からも技工士とか良いんじゃないと聞いていたんですが、時代も変わってきているんですね。 ご忠告、本当にありがとうございました。今一度考え直して相談、再検討してみます。
お礼
連絡が遅れてすみません。とても細かくありがとうございました。本当に技工士は大変なんですね。なんだか、怖くなってしまいましたが、とても参考になりました。 長くて脈絡の無い回答なんて、とんでもありません、関係者の方の生の声を聞けてとても良かったです。 ワーキングプアの職種なんですね、自分家族などともう一度考え直して見ます。お仕事がんばってください。