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有機溶剤の蒸発速度
有機溶剤の蒸発速度が分かる書籍かデータベースを探していますが、 良い物が見つかりません。 良い物が有りましたらお教え下さい。 溶剤の揮発をシュミレート出来るソフトが有ればそれも教えていただきたいです。
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長期の外出で遅くなりました。 >欲しいデータはある溶剤に対して同じ条件での相対的な乾燥速度が解れば嬉しいです。 でしたら、#1でご紹介した本の中の溶剤一覧表に「飽和蒸気圧@20℃」の項目が一番参考になると思います。 飽和蒸気圧が大きい方が乾燥が早いですよね。 沸点より、さらに如実に乾燥速度を反映していると思います。
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- p_nonoko
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化学の知識をお持ちの方ですか? でしたら、 >沸点がだいたい100度の酢酸nプロピルと水を比べると、酢酸nプロピルが早く乾燥します。 の理由はおわかりですよね。 水素結合の存在とその系内での溶媒蒸気圧とが関係している話です。 お探しなのは、蒸発速度の厳密な数字ですか? でも、それって、標準状態の理論値しか出ないような気がしますが・・・ 蒸発速度に関与するファクターは、分子量(重いもののほうが蒸発は遅いですよね)、周囲の温度、分子間の結合、などいろいろあって、複雑なものです。 > エステルは結構早い/炭化水素は早い/アルコールは普通/グリコールエーテルは遅い 同じカテゴリーの中でも、炭素数によってだいぶ異なります。 具体的に何にお使いですか?
補足
酢酸nプロピルの乾燥速度が速い理由は解ります。 同カテゴリー内では炭素数が多いほど遅く、同じ炭素数なら直鎖の方が乾燥が遅いですよね。 欲しいデータはある溶剤に対して同じ条件での相対的な乾燥速度が解れば嬉しいです。 具体的には塗料の設計に使います。 初めて使う溶剤はだいたいの予想は着くのですが、カンに頼るところが大きいので、、、
- p_nonoko
- ベストアンサー率46% (29/62)
有機溶剤の蒸発速度は、沸点にほぼ比例します。 (多少の違いはありますが) 沸点が高いものほど、蒸発速度は遅くなり、沸点の低いモノほど蒸発速度は速くなります。 ですので、沸点を調べれば、大体の蒸発速度は見当がつくでしょう。 水の沸点が100度ですから、それより沸点が低ければ蒸発速度が早い、それより沸点が高ければ蒸発速度が遅い、と見当をつけられると思います。 また、有機溶剤は、温度の高い状態ほど、蒸発速度は速くなります。 ただ、引火点は、沸点との相関は低いので、書籍で確認した方がよいでしょう。 お勧めの書籍としては、労働省労働衛生課編の「有機溶剤業務の衛生管理」があります。有機溶剤に関する必要な情報はほとんど盛り込まれています。
補足
ご返答有り難う御座います。 構造が似ている物だと沸点を見ればどれが早いかは解るんですけど、構造が違うと沸点と蒸発速度の関係は異なりますよね。 沸点がだいたい100度の酢酸nプロピルと水を比べると、酢酸nプロピルが早く乾燥します。 経験的に、エステルは結構早い/炭化水素は早い/アルコールは普通/グリコールエーテルは遅いという感じだと思うのですが、こういったデータを網羅したものが有ると有り難いのですが。
お礼
ご回答、有り難う御座います。 今日、いい本を見つけました。 「塗料の流動と塗膜形成」と言う本で、 酢酸ブチルを1とした相対蒸発速度と、 蒸発速度を導く式も載っていました。 一定状況なら 蒸発量=飽和蒸気圧・(分子量)^(1/2) となるそうです。 ご回答いただいたとおり、蒸気圧が大きなファクターですね。 有り難う御座いました。