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もし今後80円を切るような円高になったら
こんにちわ。今仕事の輸出関係で為替の勉強をしています。そこで率直に教えていただきたいことがあります。もし,今後数ヶ月以内に1ドル80円を切るような円高になれば,日本経済に与える影響というのは具体的にどのようなものがあるでしょうか?また,友人がしきりに今後数ヶ月以内に80円くらいになる!と言うのですが,今後そのような円高に進む可能性というのはどの程度なんでしょうか?いろんなサイトで半年くらい先までは90~93円程度で推移という予想も出ているようですが。よろしくお願いします。
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- nikogoo
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海外展開している企業(トヨタとか)の収益が減り、倒産危機に陥るでしょうね。実際、派遣や新卒の採用を抑えて、大卒が現場のラインで働いているらしいですよ。F1からの撤退が何より現状を物語っているのではないでしょうか。 円高を容認する理由は海外に輸出してもモノが売れないからと考えているからでしょう。 ユニクロなどの勝ち組企業は円高を嫌い、比較的景気のよい中国などへ進出し、国内産業は空洞化するというのが一般的なシナリオなのではないでしょうか? 故に内需拡大と騒いでいるように思えます。 (国に使える金が少ないのに公共事業どころではない上に 少子高齢化で医療、年金、介護問題で更に金が無い。。 金の持っている年寄同士で負担する後期高齢者とやらも廃止に。。) 仮に、内需拡大が成功したとしても結局日本は資源の無い国なので 海外からモノを売買しないと経済が成り立たない。 (資本主義をヤメるというのは現実的ではないでしょう) したがって、トヨタなどの優良企業がモノを売っても収益が減るという 現状を打開するべく禁じ手とされている「日銀による為替介入」が あるのではないでしょうか。 ま、100年1度の金融危機なのだからそれだけで済む問題ではなく、 為替介入といったインパクトのある政策を次々と出していかないのは 逆に不自然なのかもわかりませんね。 いずれにせよ、日本のバブル崩壊後の惨状が世界各地で起きるということだろうと思います。 実際、アメリカはほぼゼロ金利政策をとっていますよね。FOMCでそれが長く続くって発表がありました。アメリカの地方銀行は次々と破綻しています。 カルフォルニア州の財政は確か2兆くらいの赤字だったような。 (2番底はカルフォルニア州財政破綻から始まったりして。。そうならないよう中国に国債を大量に買ってもらっているのですが、それがドルの価値を弱めて、円高に拍車をかけているんですよね。。ドン詰まりですね。)雇用統計も明日発表される予定ですが、失業率が10%を超えるのではないかと言われています。 消費者の給料は減り続け、本当に必要なモノだけしか買わなくなり、優良企業(ユニクロ、マックなど)のみが生き残り、財政的にヤバイ会社はリストラを遂行し合併するか倒産です。こんなデフレの現象が10年は続くと思います。 また、国債の発行も限られ、税収も落ち込んでいるので社会保障が追いつかず、自殺やホームレスの増加、犯罪が多発するものと思われます。 「全治3年あと2年」派遣切りされた人の失業保険の延長期間は2ヶ月もありません。 こう考えると従来の政策ではあまり期待ができないので アジア共通の通貨構想やグリーンニューディールなどの新政策に期待するしかないように思えます。 まさに時代の変換期に差し掛かっていると考えざるを得ませんね。
- aki12
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たしかに、お金は金利の高いほうに流れます。 しかし、金利の高いほうに流れるお金は投機マネーです。 投機マネーは、利益確定により必ず逆流します。 それに対し、日本は貿易黒字国です。 貿易では、赤字国から黒字国に流れます。 そして流れたお金は逆流しません。 だから、基本的に日本は円高にむかっています。 9月のピッツバーグG20において、世界の経済不均衡是正が必要 というテーマで話し合いが行われました。 ものすごく、おおざっぱにいうと、 アメリカは、消費しっぱなしを辞めて貯金を。 日本中国は貯金をやめて消費を。 そして、世界の経済のバランスをよくしましょう。という内容です。 為替で言えば貿易黒字国は通貨高。貿易赤字国は通貨安に。 よって日本は円高に。ということになります。 ただ、為替には波があり、過去ドル円は、 10-20円の波を繰り返しながら、円高に向かっています。 ドル円1995年からの月足を表示できすか? 現在、1998年から緩やかな角度で円高が進んでいます。 そして、2007年7月から円高は急角度になりました。 >また,友人がしきりに今後数ヶ月以内に80円くらいになる! 友人の方は、この2007年からの急激な円高をみて おっしゃっているのだともいます。 ただ、個人的な予想で、細かい説明は省略しますが(※)、 今80円を割ることは、この大きな緩やかな波を突き破って 下落することになります。 この大きなゆるやかな波が、80円に追いつくのは、 来年春以降だと思っています。 よって、基本円高支持も、年内はレンジもしくは、90円前半までは 回復すると思います。 ※1998/8-2002/2-2005/122008/8のトレンドラインを 2004/12-2008/12底値チャンネルラインに当てはめて計算。
- MOMON12345
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カネは金利の高い方に流れます。 米国は景気の回復が見えてきており、まだ不安定ながら銀行などは収益を改善してきています。 そうなると金融引き締めが起こるはずで、放っておけばインフレになってしまいます。 金融引き締め、すなわち金利が上昇すればカネはそちらに流れます。 日本の経済状況はよくありません。 株価下落率も世界一、まだまだ金利を引き上げられる段階にはないでしょう。 すると円を借りてドルに投資する、すなわちドル買いが盛んになりドル高になります。 考えにくいことではありますが、米国がゼロ金利政策を継続している最中に日本が金利を上げれば円高になります。 ただ85円あたりで介入するような話もあるので、急激な円高にはなりにくいでしょう。 もし80円台かそれ以下になれば輸出産業は相当なダメージを受けます。 日本は無資源国ですので円高はエネルギコストの節約にはなるのですが、輸出製品の競争力も失うことになります。 製品代から原材料輸入比を引いたものが利益ですので、円高になると日本製品の付加価値が減ることになる訳です。 そうするとものすごい不況になるので金利など上げられるわけはなく、従って円高が継続しない方向にフィードバックがかかるわけです。
- nozomi3015
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民主党ブレーン、Mr円こと榊原教授のように円高肯定論者もいます。 週刊ダイヤモンドにコラムを寄せている野口氏も70円台が適正だともいっています。 実際にどう動くかは誰にもわかりませんが、、、
お礼
早速のご回答ありがとうございました。輸出側なんで70円台は正直怖いです。
お礼
なるほど,金利に影響されるんですね。今後どう動くか分かりませんが,市場というか需給というか,そういうバランスで為替も均衡がとれるわけですね。少し安心。ありがとうございました。