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半夏厚朴湯
喉つかえがひどいので、半夏厚朴湯を飲み始めました。 以前より時折使いますが、この漢方で症状が治まると言う事は 症状の主な理由が精神的な為でしょうか? 又、成分には胃腸の働きを調整する成分が多く含まれている様ですが 原因は胃腸にある可能性が大きいと言う事でしょうか? 漢方に詳しい方、教えて下さい。
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- izumida909
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漢方は体質を整える為に飲むモノで、西洋薬とアプローチの仕方が違います。胃腸の働きを良くすると書いてあるのは、日本では薬に、薬効や副作用の可能性等を書かないといけないので、一応一番使われるであろう症状を書いているだけです。 説明が難しいのですが、成績表でオール3を目指す感じといったら良いでしょうか、どれかが4や5だと多すぎ、どれかが2とか1でも足りな過ぎ、全部が3になるように、漢方薬を処方します。 簡単な例でいうと、同じ熱でも、滅茶苦茶元気で火の玉みたいな人の熱は、余分なパワーを取る生薬を使います。一方、元気が無い人、虚弱な人が、疲れて熱を出した場合は、パワーを補うような薬を使います。(実際はもっと複雑ですが便宜上こんな感じでしょうか) 半夏厚朴湯は、単純化して説明すると、東洋医学の概念で言うところの、「気」元気の流れが停滞した時に用います。 で、「気」元気の流れが停滞すると、出てきやすい症状が、胃腸の働きが弱くなったり、ミゾオチがつかえたり、喉がつかえたり、疲れやすくなったり、めまい、他です。つまり「気」元気が成績表で言うところの2や1の時に3にする為に使うわけです。 ですから、漢方的な発想でいうと、「気」元気の流れが停滞⇒体に症状が出る⇒namikanさんの場合、喉がつまるような症状が出た。という事です。この喉のつまりを取る!為に拡張剤みたいな薬を使う!のが西洋医学で、その大元の「気」元気の流れを改善する!のが東洋医学的アプローチと言ったら良いでしょうか・・・・。 で、この「気」元気の流れは、精神的なモノから、食養面、体力面、冷え、様々な理由で停滞することがあります。また、どこかに病変があって停滞することも当然あります。なので、もし気になる場合は、漢方専門医に相談し、その上で胃腸なら胃腸の検査をして病変が無いことを確認した上で、体質改善ということで漢方を使うと良いと思います。 ただし、漢方専門医です。漢方の勉強をした人じゃないと、西洋医学の薬と同じような使い方をされてしまい、あまり効果が出ないこともあります。市販の書籍で漢方医を紹介するような書籍がありますので、そちらを参考にすると良いと思います。
半夏厚朴湯の適合証に肝気犯胃というのがあります。漢方でいう肝は、肝臓の機能のほかに、自律神経や感情の働きとかかわると考えられており、ストレスなど精神的な影響によって肝の働きが正常にいかなくなるとされています。肝が正常に働かなくなると、気の流れが悪くなったり他の臓器の働きを狂わせたりしますが、肝気犯胃とは肝気の影響が胃に及んだという意味です。胃は食べ物を下に送り、体の水分をさばく働きをしていますが、その流れがおかしくなって、吐き気がしたり、気道に過剰な水分が溜まって動かなくなったりする状態が生まれ、喉の異物感として感じられます。 半夏厚朴湯は、このような状態を正常に戻す薬です。胃腸の気の働きを正常に戻し、余分な水分をさばきます。ですから、この薬が効くということは、精神的な理由があるためといって間違いではないですし、胃腸に原因があるためといっても間違いではないです。
- tomban
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>この漢方で症状が治まると言う事は症状の主な理由が精神的な為でしょうか? 「精神的」という概念が漢方にはありません。 漢方と一口に言ってもいろいろな「考え方」があるのですが、体の中にそれぞれ「器官」があって(五臓六腑っていいますよね?)その働きが弱ってるとか、それによってどうなるとか、そういう風に考えていくわけです。 ただし、実際の臓器と、これはイコールではないということは注意です。 (心の臓、といっても実際の心臓ではない…そういう概念です) ですので、通常我々が「胃が悪い」というのと、漢方で言うところのそれとは、ニュアンスが違うのです。 ただそれだと日本の現在の「薬事法」では説明ができませんから、もっとアバウトに、かつ総合的に「胃腸の働きを良くしますよ」などと書かざるを得ないのです。 喉のつかえ感は、割と見られる症状ですね。 私が知ってる限りでも、漢方で完治した例もありますから、漢方に詳しいお医者さんか、薬局で求めてみてください。 http://www.kamponavi.com/hospital/index.html http://www.chuiyaku.or.jp/shops/index.html