No.7です。
>警察や検察の検挙率が低下してるだけ。 あきらめて統計に加算されていないだけでは?
検挙率というのは、警察の認知件数を分母に、検挙数を分子にした数です。No.5で挙げた、「殺人件数」というのは、この分母に当たる認知件数の方です。
他殺体である遺体が発見されれば、それは「殺人」ということになりますから、「殺人件数」にカウントされるようになります。統計に加算されないためには、巧妙に自然死や自殺に偽装するか、もしくは、遺体そのものが発見されないようにする、ということが必要になります。
しかし、科学技術の発達や、狭い日本の国土を考えれば、それはかなり難しいことですから、統計上、減った、というのは間違いないでしょう。
また、検挙率の低下ですが、これは軽微な犯罪を警察が素直に「これは犯罪ですから、捜査対象にします」と認知することによって起こったものです(例えば、児童虐待やストーカー、はたまた、ちょっとした喧嘩、これらを以前は「民事不介入」により認知しなかったのを認知するようになりました) そのために、検挙率が低下しただけです。
罪状別の検挙率で、「殺人」の検挙率は95%を下回ったことがありません。その中で、家族内殺人が多い、というのもかなり確実なものと言えるでしょう。
補足
gohara_goharaさま なんどもありがとうです! 大変わかりやすくありがとうです。