日本の技術力について

質問

特に最近、経済ニュースやドキュメンタリーなどの国内における報道では、日本の技術力を賞賛する内容が支配的ですよね。
その範囲はデジタル家電、自動車、航空機、バイオ、金属加工…と、非常に多岐に渡っており、「～技術」と名が付くものはほぼ全て日本が最高クラスであるかのような報道がなされています。
しかし、私は実際に海外で生活したことはなく、情報は国内の報道に頼らざるを得ないので、それが本当に真実なのかよく分かりません。

以前、海外の調査会社の統計による、世界の企業価値ランキングのようなものを見たとき、当然世界のソニーや松下はTOP１０に入ってるだろうと思っていたら２０位以内にも入っていませんでした。
それに比べ、同じ分野のGEなど、日本では馴染みのない企業が上位に格付けされていました。
これはやはり、日本人が思っているほど、日本企業の技術力というものは他を圧倒するほどではないことの表れなのでしょうか？
私の感覚では品質の良い物は信頼され、よく売れ、必然的に会社も大きくなり、技術に劣る他社を超えていくものだと思うのですが、どうして仮に日本企業の技術力が外国勢を圧倒しているのなら、いつまで経っても外国企業に規模において勝ることができないのでしょうか？
質問が長くなってしまいましたが、事情に詳しい方がいらっしゃったら回答お願いします。

回答No.3

cse_ri2 · ベストアンサー

簡単にまとめると、物作りの技術と商売は別物だということです。
例えばＧＥなどは、今では製造はメインではなく、グループ会社の金融業で金を稼いでいます。

日本で技術力と売上高が正比例関係にあるのはトヨタ自動車くらいのもので（それでも主力商品である個々の自動車を見比べると、ライバルであるホンダに劣る車種もけっこう多い）、あとは技術で光っていても規模や実績は…という会社が多いかと。

しかも日本の場合、部品や素材など付加価値の低い分野での競争力が高く、それらを組み立てて製品化する、より付加価値の高い分野では、必ずしも強くはありません。

例えば携帯電話一つを取り上げても、世界市場では韓国のサムソンに負けています。
構成する部品のかなりの割合は、日本から供給しているのですが。
自動車も先進国で販売するミドルクラス以上の分野では突出していますが、新興国や発展途上国で爆発的に売れている低価格車での日本のシェアは、限りなくゼロに近いです。

日本の技術力を生かせるハイテク分野で生き残ろうとする戦略は必ずしも間違っていませんが、グローバルな市場でリーダー企業になろうという意欲が、多くの日本企業で欠けているように思われてなりません。
例外は、これまたトヨタ自動車くらいかと。

お礼

回答ありがとうございます。
そうですね。いかに優れた技術力・開発力を持った会社でも、単独での比較ではなくグループ全体でとなると、欧米老舗企業には引けをとるかもしれませんね。
それにしても最近のトヨタは凄い勢いですね。ランキングでも日本勢で唯一トヨタはトップ１０入りしていたように思います。
今や日本の技術力の代名詞ともなっているトヨタ、これからも頑張って欲しいです。

回答No.5

moto21

国内市場でそこそこ商売ができて安住していることがあるとおもいます。

家電関係に企業が多いとおもいませんか？ソニー、松下、日立・・・・三洋・・・等、上位企業の個別の得意分野ではトップクラスのがありますが総合してみると世界ではあまり評価されません。
どこかのアナリストが言っていましたが、Ｍ＆Ａ等で業界再編をしないと世界には向かえないといっていました。選択と集中が必要でしょう。
良く言えば各自のブランドを守り国内市場を分け合っている感じです。

携帯は第２世代のころまでは通信の方式が日本独自（ドコモと今はＳＢになったＪーＰＨＯＮＥ？）のため端末開発が２ついる等の理由がありましたが昔からある販売奨励金によるビジネスモデルが他の企業の参入を阻害しそこで安住できるので外にいかないこともあると思います。
（例えばドコモが端末の企業にたいして細かい仕様に従う形よう指導して独自仕様の高機能端末をつくりそれでは値段が高く単純に売れないので販売奨励金で見かけ上安くし月々の料金で回収すること、これだと端末を世界の多くの通信業者に提供する企業は商売しづらい）

要因としては少ないかもしれませんが島国なのでコツコツ技術を磨くのは得意でも商売となると大陸育ちの方が有利かも・・・

お礼

回答ありがとうございます。
確かに日本の市場は欧米に比べると閉鎖的かもしれませんね。実際、最近来日した某投資ファンドのトップが散々にこきおろしていましたね。
もの作りと商売は別。どんなに優れた職人でも中小・零細企業に勤めている人が多いということも納得できました。

回答No.4

fujic-1990

斜め読みして、とっておこうと思っているうちに家族が読んでどこかへ言ってしまったのですが、１ヶ月前くらいに新聞に載っていた話を紹介しますと、

　アメリカの大学生に、「よい製品がある。それはどこの国の製品だと思うか？」というような質問をすると、第１位は、「日本製品だろう」だそうです。８３％くらいの支持率ではなかったかな。

　第２位が、「アメリカ製品だろう」が８１％だったかな。
　第３位が、「ドイツ製品だろう」が８０％くらいだったかなぁ。

　そのアンケートによると、韓国の「現代」も「サムソン」も日本企業だそうで (^_^; 。立派になったものです。

　iPod の中の部品も日本製が多いとか聞きますし、規模じゃないように思います。規模が大きく有名になればうれしいですけど、知る人が知って「日本製でなければ」と思ってくれて、実際に儲かっているならいいんじゃないでしょうかねぇ。

　まだまだ日本は捨てたものではありません。私が生きている間は大丈夫でしょ。

　その後の世代が、我々の遺産を食いつぶすか、増やすか、さあどっちでしょう。

お礼

回答ありがとうございます。
アメリカの大学生へのアンケートでそういう結果になっているとは知りませんでしたが、日本人として誇らしい気持ちになりますね。
一民間人が日々の生活の中での実感として日本の技術力を評価しているのですから、日本の技術力はどうやら本当に高いみたいですね。
私は心配性なので、あまりに日本が今もてはやされすぎてるみたいで、数十年後、大きなしっぺ返しを食らうんじゃないかと心配してしまうのですが、今のままうまくいってくれればいいですね。
私も含め、日本企業に勤める人間がより一層、技術の向上に努めなくてはなりませんね。

回答No.2

nrb

こんな統計は意味がある訳では無いので・・・・・・・

ランキングのつけ方は、数字で物事を見ているに過ぎないのです

反映されると思われる項目
・特許件数
・特許収入
・特許出願数
・開発研究費
・売り上げに対する開発研究費の割合
・開発研究者数
・博士の数
これらを数値化したに過ぎませんので

大企業の方が有利
昔からある企業の方が有利なんですね

これら以外を数値化しようとすると莫大なコストが掛かるので
実際の商品などの技術比較を行った物では無いのです

お礼

回答ありがとうございました。
なるほど、ランキングは単純に企業の技術力や信頼性を格付けしたものではないのですね。参考になりました。
それにしても、企業イメージなどの曖昧なものは排し、なんでも数字化して論理化しないと気がすまない西側的気質が垣間見られますね。

回答No.1

kamikazek

単純に「最先端技術」って
世界で日本が一番だと思えますか。
一部、該当するモノはございますが。

お礼

回答ありがとうございました。