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光速に近い速度で動くと…
速度が増すと周囲からすると質量が増えるんですよね? では物体にエネルギーを加え続けて光速に限りなく近づけた場合、周囲からするとその物体は質量が異常に大きくなってブラックホールのような存在になり、一方で物体から見ると周囲が光速に近くなっているので、互いにブラックホールのような存在になるのでしょうか? つまり光速に近い速度を得たとしても周囲に何か物体がある度にブラックホールに吸い寄せられるように、グニャグニャと進行してしまうのでしょうか?
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>速度が増すと周囲からすると質量が増えるんですよね? 相対論的質量といいますね。確かに運動量などは速度に比例でないが、質量は不変とすべきという立場の人もいて、この言い方を嫌うこともあるようです。縦質量、横質量といった厄介ごとを抱え込むことになるからとか、理由があるようです。一方、便利だからいいではないか、という人ももちろんいます。 それはさておき。相対速度を持っている物体を観測すると、その重力は変化します。進行方向と、その垂直、つまり横側で違った挙動になります。 横側では確かに相対速度の増加とともに、重力は増大します。ただ、どうしてもブラックホールにはなれませんが(当たり前ですが、同じ物体が観測者によってブラックホールだったり、そうでなかったりはしませんから)。 進行方向では相対速度の増加に伴い重力は減少していき、速度がある限界を超えると斥力に転じます。質量エネルギーより、運動エネルギー優勢になるといろいろあるものですね。 もちろん、これは「相対」速度の名前の通り、お互い様です。
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- Tacosan
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そもそも 「速度が増すと周囲からすると質量が増える」 という表現が正確ではありません. より正しくは 「速度が増すと周囲からすると質量が増える*ように見える*」 とすべきでしょう. 増えるように見えるだけで実際には増えていないので, 当然ですがブラックホールになることはありません. まあ, 「本当に増えるように見えるのか」って話もありますが, とりあえず運動方程式だけを考えるなら「増えるように見える」とも言える.
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ありがとうございました◎
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