電力は7月上旬までは問題ないはずです。
電力消費のピークは夏季の午後で(高校野球中継している平日午後)このピーク消費量にあわせて発電所を建設しています。
ピーク時に発電量と消費量がバランスしないと数分で停電が起きます。(電力システムは常に「発電量=消費量」でなければならない)
発電所は使い勝手が異なり、
原発:発電出力は100%で一定。安全上変化させられない
火力:発電量は50-100%の間で変更できるが、10%変更するのに10分(最新鋭ガスタービン)から30分(旧式重油ボイラ)かかる。
水力:10分間で0-100%変化できるが原子力の1基の10分の1の能力しかない。
という特性があります。
1日の負荷の変化は平日午後2時ごろをピークに深夜は20%くらいまで落ち込みます。
原子力が18基稼動して30%の電力を発電している場合、深夜はあまるので揚水発電で水を汲み上げ昼間のピークに水力発電をしてます。
原子力が停止している現在、揚水発電のために深夜に火力発電して水をためておいても30%分の電気は不足していますので、旧式の引退した火力を再稼動させて(たぶん)不足量は15%程度になっているはずです。
不足している15%は省エネ等で消費量低減でまかなえれば夏季の電力危機は回避できます。
万一不足が見込まれる場合は、東日本の電力系統全体を守るために変電所単位である地区全体を停電すると(個人的には)予想しています。