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漆喰と珪藻土
築35年の家をリフォームすることになりました。 国産の木材をふんだんに使い、主人も子供の頃、土壁の中に入れる竹の皮を剥くのを手伝ったと言っています。 リフォーム業者の方に今、この材料を使って同じ家を建てるとしたら高いだろうなぁと言われ、改めて良い素材を活かしつつ大事にリフォームしたいと思うようになりました。 壁はクロスをやめて珪藻土か漆喰にしたいのですが、どちらが良いか迷っています。 (珪藻土には発がん性があるとか・・・?) コスト面、作業性、お手入れなど色々教えてください。
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珪藻土も漆喰もそれほど変わりません、見た目の仕上がりの表面が違うぐらいです。 一部考え違いをされているようなので改めて、珪藻土も漆喰も特別高くも無く、すばらしい材料ではありません。リフォーム業者の言う高いとは、竹で編んだ下地(こまい壁と言います)等の事です、こまい壁は細い竹や裂いた竹(地域によっては葦)を縦横に組んだものに粘土を押し付けて平らにしたもので、昔から行われていたアジア圏独特の壁です、今高くなってしまうのは、工事できる職人が少ないことと、工期が長くなる事によって人件費が高くなるからです。何も特別な材料では有りません、最近は石膏ボードやベニヤ板で代用している為、安く早く出来るからもうこまい壁を選択するケースはありません。 次に材料ですがどちらも粘土には代わりありません、取れた場所、粘土が形成された年代等が違います。 漆喰は粘土にカルシウム分を多く含む材料です、かなり粒子が細かいので表面は平らに仕上げるのが普通です、最近はいろんな色をつけたり凹凸をわざとつけたりします、当然お高くなります。 珪藻土ははるか昔に池や湖の底にたまった泥が粘土化した物ですので、中には微生物の死骸や藻(珪藻と言う名のとおり藻)がいっぱい入っています、そのせいで発ガン物質があるのではとうわさされています(私的には気にすることは無いと思いますが)、それからそれにわら等の繊維質のものを混ぜて強度と風合いを出しています。 どちらも湿気を吸収したり出したりして、部屋の環境をよくしてくれます。(値段はやっぱり高い) 問題は湿気を吸収しすぎると、その水分にゴミ等が付着してそれをえさにカビが生えてしまうことです、部屋の換気に気をつけて、家具などの配置を変える等していれば問題ありません。 一つ気になっているのは、築35年と言うことです、この先何年住まわれるか判りませんが、長く住まわれるようであれば、建て替えも視野に入れて今回のリフォームの予算を考えてみてください、高いリフォームをして、数年後に建て替えではもったいない気がします。 今のクロス貼りは発がん性物質も抑えられており、何も心配ありませんから、安心してください。 最後の住まいと考えていいものを選ぶとしたら(予算度外視で)個人的には板張りが一番です! 湿度調整もバッチリで、お手入れほとんど無用、間違っても薄ベニヤ(トイレや廊下ならok)やMDF(圧縮した紙)などの材料ではないです、ちゃんとした無垢板です、値段が高いのと、下手な大工さんにやらせると後から木が反ってしまいえらい目にあうことがネックです。 余談ですが、近年工費を安くするため大量生産できるクロスが主流になって仕事が減って困っていた人達がいます、そうですそれまで壁の下地から仕上げまで担当していた左官屋さんです、内壁はクロス屋さんに職を奪われ、外壁はサイディング屋さんや塗装屋さんに取られ、困った業界は珪藻土を売り物にして頑張っています、それでも最近は珪藻土仕上げも工期が短い塗装屋さんに奪われつつあります。 ずいぶん長くなりましてスミマセン、お役に立てますでしょうか。
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- nabituma
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サンプルを見て好きな方でよいのでは。 どちらがよいということはありません。 周りとの調和もありますし。 70年代の家ですね。 しっかりした作りですが、基礎まわりとか、目に見えないところの手当もしてくださいね。
お礼
分かりやすい回答ありがとうございます。 無垢板が良いのですね。 安心しました。 お願いしている大工さんにも杉の無垢板を勧めていただき腰壁に使う事になりました。 クロスの張り合わせ部分が避けてくるのが嫌で腰壁の上は珪藻土を塗ってもらうことにしました。