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裁判の「判」の字について
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noname#150961
回答No.3
この第5画をはらった判は、「判」の楷書の書体です。常用漢字表に明朝体で示されている「判」と同じ文字を楷書ではこう書きます。行書でもこれに近く書く場合があります。つまり手書きでは現在もこの第5画をはらった判が“正しい”手書きの書き方です。明朝体のように筆で書くことは(本来は)ありません。 では旧字体なのかという点ですが、MingLiUフォント(中国の繁体字のフォント・細明体)で第1・2画が八のようになっているのは、活字体の標準とされてきた康煕字典での形です。手書きでは半の形で書くほうが伝統的です。 活字体の文字のデザインと手書きの楷書などの書体とは別だという認識が現代では薄くなっていますね。
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- Samantabha
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回答No.1
所謂旧字体だと、「半」の真ん中の棒が「ノ」のような形になっています。ちなみに、上の“ちょんちょん”も「ハ」のような形になっています(画像の「判」は微妙な感じですが)。 ということで、現在の日本の“国語”上では、「判」が常用漢字として用いられていますから「判」の方が正しい字体だと思います。 また、裁判所独特の字であるとか、特別な意味があるということでもないと思います。 手書きで書く場合、意識して旧字体で書いている方もいるでしょう。また、「ノ」のように少し払って書くと、何となく格好がついたりするので、そういった“ちょっとしたデザイン”みたいな感じとして、こういうふうに書く方もいるでしょう。 “ちょっとしたデザインの違い”程度の認識でいいのではないでしょうか。
質問者
お礼
どうもありがとうございました。 常用漢字で写真の字が”判”とは別にあるのかと、ずっと勝手な疑問を抱いていました! 「ビルディング」と記載せず、「ビルヂング」と表記するのに似た感覚がします。
お礼
明快な解説ありがとうございます。 楷書であっただけということに、今まで気付かなかったことが恥ずかしいです。 これで納得してニュースの映像を見ることが出来そうです。