- ベストアンサー
モニター用イヤホン
こんにちは。いつもお世話になります。 音楽を制作する(DTM)上での質問になります。 業界で使用しているモニター用ヘッドフォンの定番は「MDR-900ST」と言うお話をよく聞きますが、それではモニター用の定番的イヤホンと言うのは存在するのでしょうか? 宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
素人ですが、この方面は結構長く趣味にしてますけど、私もNo.1の方同様に、未だかつて「DTMのモニターにイヤホン(インナーイヤー型なりカナル型なり含めて)を使う」と言うこと自体、超初心者が他に持ってないので使ってるケースを除いて、全く聞いた事がないです。 ステージ用インイヤーモニターの定番品は無いでもないですが、その手の奴は「ステージモニター用」なので、DTMに使う「レコーディングモニター用」とは全く音が違いますから、私の感覚論ではあんまり使い物にならんと思います。 No.1の方のおっしゃるとおりで、私自身、CD900ST愛用してますけど、これでないとレコーディングモニターとしてダメという事はない。 自分の耳との相性的に、やっぱりCD900ST使わないとここはダメだ…っていう部分も個人的にはありますが、そういう特定のシーン以外では、私はもっぱら別のモニターヘッドフォン使ってる時間の方が長いです。 ただ、CD900STは、あまりにも有名すぎて、またどんな現場でも絶対に1個は転がっているので、同趣味の他者と意見交換や情報交換をする時に「CD900STで聞いた音」を前提に言葉を交わすと、お互いに言葉でもイメージが伝えやすく理解しやすい…という「デファクトスタンダードならでは」の便利さはあります。 なので、そういう、『実は実際の音自体とはちょっとズレた利便性』も欲しい時には、やっぱり「CD9100STは持っておかないと不便だな」というシーンはあったりしますけどね。 ただ、CD900STは、とにかくギラギラした、そのくせ雑味的な味わいや余韻感は全く失せてスカスカした、情緒のかけらも何もない無機質な音ですから、一般的なリスニングでこのヘッドフォンを「愛用している」「良い音だ」という輩は、私に言わせれば『難聴』です。 特にポップス系、ロック系ならまだしも、CD900STで好んでジャズやクラシック聞いて「良い音だ」と言う輩のセリフは、私は一切信用しない主義です。まともな耳なら、特にその手のジャンルが「良い音」に聞こえるわけがないので、そういう人は耳が劣化してる証拠ですね。
その他の回答 (4)
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
うーん、でもねぇ、インナーイヤータイプのイヤフォンが、レコーディングモニターとして定番化する事は、まず無いと思いますよ。 アマチュアなら耳が疲れりゃ作業やめればいいんですが、プロは長時間スタジオにこもりっきりで作業しなきゃならんわけで、モニタースピーカやヘッドフォンよりも絶対的に耳が疲労するインナーイヤフォンでは長時間作業に耐えられませんからね。 あと、これはヘッドフォンでもあることはあるんですが、イヤフォンでは製品作成のために確実にチェックしなきゃならない音像定位が、絶対的に正確にわかりませんので、その点でも不利すぎます。 耳の疲労については、これはプロだからこそ自分の疲労には非常に敏感です。疲労した耳では良好な作業ができませんから、自分の耳の疲労度は肘用に客観的に把握されているのが普通です。 むしろ、アマチュアが(私もだけど)耳の疲労には非常に無頓着というか、自覚が無い人がほとんど(私もですけどね)です。イヤホンでどれほど耳が疲労するか自覚が無いので、みんな簡便さと遮音性に釣られてイヤホンばかり使う…けどおい、大丈夫かよ…というのが、ヲッサンDTMヲタク側からは、偽らざる本心ですね。 定位については、ヘッドフォンでも実際には正確にわかりません。やっぱりモニタースピーカ併用しないとね。 だけど、ヘッドフォンの場合はヘッドフォンとモニタースピーカの比較は割と簡単なので(イヤマフ外して出力をスピーカに切り換えるだけ、その間0.x秒)、「ヘッドフォンでこう聞こえればスピーカではこう」という比較検証と修正が容易です。 でも、インナーイヤホンでは、外してから耳が慣れるまで、スピーカの音が正確に聞こえません。これは作業効率上かなり不利。 ヘッドフォンは、曲がりなりにも耳の外で音鳴ってますから、耳の慣れは必要ないんです(厳密には若干鳴らし時間が必要だが、耳が疲労してなければすぐOK)。 まぁ、アマチュアではこのような事をある種「思い知る」ようなシーンは滅多にないですから、言ってもあんまり理解されにくい事かもしれませんが、現実にはこれくらいイヤホンモニターには不利な要件が取りそろっているので、むしろ「これぞDTM用イヤホンです」などと売り出すメーカーが現れたら、多分プロからはメーカー自体が信用を失うでしょうね。 アマチュアには売れるかもしれませんが…それもどうだかなぁ…あんまり想像したくないです。
- tomatine
- ベストアンサー率37% (291/776)
定番というかは知りませんが、 ETYMOTIC RESEARCHのER-4Sは特性がフラットでかつ繊細な音まで聞き分けられる解像度があるので、宅録のミキシングモニターには最適です。 ただ、カナル型の欠点では有りますが、長時間つけるとどうしても耳が痛くなります。。
お礼
フラットで繊細というのは、モニターする上でとても気になりますね。 早速検討させてもらいたいと思います。 非常に参考になる情報、どうもありがとうございました。
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4208/8739)
はじめまして♪ 前出回答のヨークミンスター様やケンタ様には足下にもおよばないド素人です。 ソニーのヘッドホン愛用してますが、イヤホン、カナル、数種所有しています。 でも 定番モニターって事ではヘッドホンのような物って言う評価されている機種は無い様です。 もっとも、なにをモニターする?って 前提が有れば、それに適した製品は有るかと思いますよ。 モニター用って いろんな部分を犠牲にしてでも、チャックするために聴く場合と、大きな異常があった時に判るように業務上かなり長時間利用出来る事を優先した機種など、モニターと一言で言っても目的により違う物ですね。 少なくとも、音質チェック用のモニターでイヤホンとか聴いた事無い様ですし、ライブコンサートのイヤーモニターとしてカナルが有名ですけれど、日本の有名女性歌手が難聴になったと言う事も有りますので、長時間の大音量利用は少しリスクが有るのかも知れませんね。 そんな事まで考えますと900STなんてムレるので、そこそこ休憩を余儀なくされる製品だからプロご推薦機種かな?(爆笑)
お礼
もしモニター用のイヤフォンをどこかで誰かが定番化してくれたら、面白くなるんじゃないかなぁとふと思いました。 色々参考になるアドバイスをどうもありがとうございました。
- Yorkminster
- ベストアンサー率65% (1926/2935)
>> モニター用の定番的イヤホン // 不勉強にして知りませんが、たぶん、ないでしょう。 そもそも、MDR-CD900STが「定番」であるのは、必ずしも「モニター用として最高の性能を有しているから」ではないと思われます。もちろん、定番化するほど普及したからには、それが出た当時、それなりの性能があったということです。 しかし、すでに普及してしまった現在では、パソコンのOSでいうWindowsと同じで、「どこのスタジオでも使ってるから基準として都合が良い」というのが最大の理由でしょう(いいかえれば、定番=デファクトスタンダードということであって、「性能」とは必ずしも一致しないということ。Windowsの問題点は、多くの人が指摘するところです)。 そうすると、「デファクトスタンダード化したイヤフォン」というものが(おそらく)存在しない以上、定番もないと考えられます。 また、その意味で、DTMであれば「MDR-CD900STでなければならない」理由もありません。スタジオのように、他の人に同じ基準で聴いてもらわなければならない、ということがないからです。自分にとって音を取りやすく、基準になるのであれば、何を使っても問題ありません。 「MDR-CD900STを使うことが何かの証」みたいな風潮がありますが、MDR-CD900STを使ったからといって良い音楽が作れる訳ではありませんし、リスナーも「どんなヘッドフォン(イヤフォン)を使って作曲したか」など分かるはずがありません。 自分の手になじむ道具を使ってこそ良い仕事ができるのであって、無批判に「定番」に従っても意味がありませんから、ご自由に選ばれれば良いと思います。
お礼
どうやら大きな勘違いをしていたようですね。 大変勉強になりました。 自分で好みの物を使用しようかと思います。 ありがとうございました。
お礼
CD900STの様な定番品は、制作途中段階の音源を他者と自分で聞き比べるというような時に、活躍しそうなわけですね。 同じモニター用でも、ステージとレコーディング用があるというのは大変勉強になりました。 どうもありがとうございました。