自然の中で生かされている生命は自然のリズムと同調しています。そこでは人間も特別な存在ではありません。
夜行性は別として我々動物は日の出ともに餌さ取りのためにエネルギーを使って活動し、日が暮れるとその日の活動で消耗したエネルギーを補給したり傷んだ体を修復するために睡眠など休息をとります。これが自然の中で都合良く生きるリズムで、それはホルモン分泌のリズムとして現れます。
睡眠中大事なのは”寝る子は育つ”ということからお分かりのように成長ホルモンなのです。子供の成長に欠かせないだけでなく、大人の細胞の修復、活性化する役目もしています。夜更かし、徹夜など無理をすると翌朝肌がかさかさ、瑞々しさが無くなることは良く経験されるところだと思いますが、この成長ホルモンが不十分だということです。
成長ホルモンは夜10時頃から分泌が盛んになり夜中の2時頃がそのピークになります。これは夜型だろうが生活習慣には左右されません。生命活動を恒常的に最善の状態に維持するために自然と同調しながら何億年もかけて築き上げてきたシステムですから。
自然のリズムに逆らって必要なときに必要なホルモンの分泌が不足したり不必要な過剰な分泌が続くとホルモンバランスが悪くなって体調に悪い影響を与えるようになります。
他の野生動物は自然のリズムで生活していますので、飢餓や怪我や感染症など不意の不慮の出来事で死ぬことはあっても、人間のように病気で死ぬことはないのです。人間のせいでペットの動物は病気に罹ります。
人間は知恵がついたばかりにそのリズムを守ることができずに多くの病気を作ってしまったのです。何億年もかかって進化して完成したシステムはたかだか数百年では変わりません。
余計なことまで書きましたが、できれば日を跨がないような就寝時間を習慣にされる方が良いでしょう。
補足
ご回答ありがとうございます。 と言うことは、 海外での生活では、日本時間に合わせて寝る必要はないと言う事でよいのでしょうか?