「~しながら」と表現するときは、
2つの動作が同時に進行していますよね。
たとえば、「テレビを見ながらごはんを食べる」などという感じで。
このとき、「~しながら」の部分を切り分けて表現する人もいて、
おそらく、質問者さんもそう教えてもらったんだろうと思いますが、
ことさらむずかしく考えず、
2つの動作を一緒に表現すればいいんですよ。
たとえば、「見る」「食べる」で「見ながら」。
但し、「見る」という動作は並行して続いているので、
前の方向に視線をきちっと置いて、
「見る」という動作がいまも続いてますよ、というニュアンスを
示してゆきます。
そして、顔を上に上げたまま「食べる」という動作をする‥‥。
これで「見ながら食べる」という表現です。
「笑いながら歌う」とか「泣きながら話す」なども
この応用で表現すれば、簡単だと思いますよ。
「~しながら」と切り分けて考えると、むずかしくなると思います。
要は、表情とか動作でニュアンスを伝えてゆく、ということが大事。
単語としておぼえてゆくよりも、ニュアンスが大事です。
「~しながら」だけを切り分けて表現するときは、
「同じ」「もちろん」という手話表現がよく使われます。
人差し指と親指を2回ぱちぱちとあわせる、あの動作ですね。
これは、「同じことが繰り返されている状態」という、
「同じこと」「継続」「繰り返し」という意味を示すので、
ニュアンス的には「並行」とはちょっと違います。
本来は「継続」というよりも「並行」をあらわすべきですから、
やはり、先ほど書いたように、
できるだけ、むずかしく考えすぎないほうの表現が良いと思いますよ。
(「これ」って1つに決めつけるより、柔軟に考えて下さいね。)
お礼
ご丁寧な説明ありがとうございます。 「~しながら」と表すのに、「~しながら」を 切り分けなくても通じるので辞書等に載っていなかったんですね。 私が教えてもらったのは、正しく「同じ」という表現でした。 「同じ」の表現はよく使うので知っていましたが、 その時、「同じ」で表していると気付かず、 「そういった単語があるのかな?」とずっと考えていました。 これで悩みがすっきりしました。 また何かあれば、その時はよろしくお願いします。