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赤いりんごの皮で布を染めると・・・
赤いりんごの皮をできるだけ薄くむき、煮たり、叩いたりして布が染まるかどうか実験しました。 すると、うすい黄緑色に染まるのですが、なぜ赤ではなく黄緑色なのか、どう説明したらいいのでしょうか? 中学一年です。どうかよろしくお願いします。
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リンゴの皮に含まれている色素は、赤だけじゃないんです。 たとえば光を当てなかった部分を考えて下さい。白じゃなくて、黄 色くなってますよね。これはカロチノイド系の色素です。植物なら どれにでもありますし安定ですが、なにしろ薄い色なので他の色素 があると目だちません。 で、肝心な赤い色素ですが、これはアントシアニン系の色素です。 ちょっとした構造の違いでリンゴの赤からブルーベリーの青紫まで 色のバリエーションがありますが、理科の実験で有名なのは紫キャ ベツですね。そう、溶液が酸性かアルカリ性かで色が変わります。 酸性側が赤ですね。 というわけで、もしかしたら使った水がアルカリ性側で、アントシ アニンの色が出ず、そこに安定なカロチノイドの色が加わって、う す~い緑に見えたのかもしれませんね。 布を染める液に、酢をぶち込んでみて下さい。欲を言えば、高温で は分解しやすいはずなので沸騰は避ける方向で。あと、構造式を見 ただけの想像ですが、木綿より絹が染まりやすい気がします。
お礼
よく分かりました。 確かに、アルカリ性側の水(石灰を多く含んだ水道水)だったし、沸騰もさせていたので、赤くならなかったのですね。 酢で湿らせた布を、水を使わず叩いて染めたらピンク染まりました。 その後、もう一度酢につけたら、時間がたっても色が変わりません。 勉強になりました。ありがとうございました。