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ゲルろ過クロマトグラフィーとフラクションコレクターの使い方
ある食品の抽出物のメタノールに溶ける画分をゲルろ過クロマトグラフィーで分取し、フラクションコレクターを使って吸光度を計りたいのですが、実験手順が分かりません。具体的な操作方法を教えてください。
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- gohtraw
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溶出液の吸光度を連続的に測れるクロマト用のディテクタがあれば、それをつなぐだけですけど、それがなければNo1の方が仰るようにするしかないですね。 私も似たようなことをやったことがあります。蛋白だったので低温室に装置を一式持ち込まざるを得ず、震えながら実験しました。
- c80s3xxx
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フラクションコレクタ → 説明書を見る フラクションコレクタで,たとえば 1mL ごとに試験管に分取したものが,たとえば 100本取れる.これをかたっぱしから分光光度計で目的波長の吸光度を測るんです. やることはこれだけです.100本なら100回測るんです.試験管用の分光器があって,それにかけられる試験管が使えるフラクションコレクタが使えるならだいぶ楽ですが,そうでなければ測定用のセルにいちいち移し替えて測るしかありません.ふつうの分光光度計のセルは1cm角深さ4cmですから,これを使うしかない場合はフラクションは3mLずつにして,全量をセルに入れ,測定が終わったら全量を試験管に戻し,セルは洗ったりせずに次々と測っていく,というのが現実的です.クロマトの場合,隣のフラクションとは大きくは違わないはず (妥当性は疑問の余地があるけど) ということで,共洗い等を省くのがコツです.そうでもしないと,フラクションから貴重なサンプルを回収するときの収率に効いてしまうからです. あとは,フラクションナンバーに対してプロットすればクロマトグラムのできあがり. 昔は,自動記録なんて高くて手が出ないから,みんなこれでやってたんですけどね.だから,むかしの論文見ると,クロマトグラムの横軸が retension time でも elution volume でもなく,fraction number なんてのがゴロゴロしてます.