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塩素酸などのオキソ酸について
酸性が HClO<HClO2<HClO3<HClO4 の順に強いのは、 中心原子に直接結合するO原子の数が多いほど、 中心原子の陰性を強くするので O-H間の極性が強くなり、オキソ酸の酸性が強くなるため と書いてありますが、 なぜ中心原子の陰性が強くなるのかわかりません どなたか教えてください
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酸素の方が電気陰性度が大きいために、負電荷を持った場合の安定性が高いと考えてください。H+がとれれば陰イオンが生じますが、その負電荷を多くの酸素原子で少しずつ引き受けることができれば大きな負電荷が1点に集中することなく(すなわち、電荷の非局在化が起こって)安定になるということです。 中心原子の陰性という観点であれば、電気陰性度の大きい酸素に引っ張られて塩素上の電子密度が低下し、その分だけ別のところから電子を引き寄せる能力(すなわち『原子の陰性』)が高くなるということでしょう。 ちなみん、本件で『対称性』等という概念は無関係だと思います。共鳴構造に関する議論であれば理解できますが、それを抜きにした対称性というのは本質がずれていると思います。
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本筋から外れてしまって申し訳ないのですが、以下の様な考え方もあります。 オキソ酸が解離してできる陰イオンの構造を考えたとき、「等価」な酸素の数が、 ClO^-:一個、ClO2^-:二個、対称性C2v、ClO3^-:三個、C3v、ClO4^-:四個、TH(正四面体)と、増えていき対称性が上がります。 対称性が上がれば上がる程マイナス電荷は等しく分散され陰イオンの安定性が上がりますから、共役酸のpKは下がります。
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お答え頂きありがとうございます なるほど、対称になるほど安定なので酸性が強くなるということですか 中心原子のClには、O原子が配位結合していて、Cl原子は電子をO原子に供給していますよね このときCl原子は電子を奪われているのに 陰性が強くなっていくのはなぜなのか理解ができません
お礼
ご回答いただきありがとうございます 中心原子の陰性が強くなる意味についてよくわかりました 助かりました