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移動性高気圧と北大西洋高気圧の見分け方

現在天気図を見ながら気象を勉強しているのですが、移動性高気圧と北大西洋高気圧の違いがわかりません。 高気圧が日本上にあるとき、 春と秋は移動性高気圧 夏は北大西洋高気圧 ということは理解しているのですが、例えば6月などの春とも夏とも取れない様な季節のときの、日本の南に存在している高気圧はどっちになるのでしょうか。 わかりにくい文章で申し訳ありませんが、移動性高気圧と北太平洋高気圧の違いを教えてください。

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  • kiyi727
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回答No.2

疑問点を以下の三項目に分けて、簡単にご質問にお答えしましょう。  1.移動性高気圧と北太平洋高気圧の違いは? 前者は中緯度偏西風帯の中にできた波動で、温帯低気圧などと共に上空の西風に流されて東進します。 移動性高気圧の移動速度や経路は季節により異なりますが、 おおよそ北緯 25~45度辺りを、平均 50km/hくらいの速さで移動していきます。 他方、後者は地球をぐるりと取り巻く北半球の亜熱帯高圧帯の一部です。 北太平洋高気圧は遠くハワイ付近にその中心があり、一年中、定常的に存在していますが、 夏になると大きく西に勢力を広げて、日本付近の地上天気図にも顔を出してきます。  2.移動性高気圧と北大平洋高気圧の見分け方は? (天気図上での)それぞれの高気圧の性質を、箇条書きでまとめてみましたので参考にしてください。 【移動性高気圧】 ・この高気圧は円形に近い等圧線を持ち、西から東へ移動していくのが特徴。 ・その前面と後面に気圧の谷や前線、温帯低気圧などが来ていることが多い。(これは特に重要) ・春、秋を主に冬にも現れるが、8月を中心とした夏季にはほとんど見られなくなる。 【(北)太平洋高気圧】 ・半球規模の大気の循環によって生ずる高気圧なので、スケールが大きくあまり移動しない。 ・高層天気図を調べるとよく分かるが、上空の高い所まで強い高気圧になっている。 ・ 6~9月以外の季節には、極東の地上天気図からほとんど姿を消してしまう。  3.6月などの春とも夏とも取れない様な季節のときの、日本の南に存在している高気圧は? 6月といえば、雨と紫陽花(あじさい)の季節ですが、 この頃になると停滞前線(=梅雨前線)が日本付近に長々と横たわることも多くなります。 この前線を境に南側に位置する高気圧は、北太平洋の高気圧と思って間違いはないでしょう。 とはいえ、天気図上で梅雨前線が見当たらないか、ハッキリしないケースもありますよね。 しかしその場合でも、この時期、日本の南海上で勢力を広げている高気圧があれば、 それは移動性ではなく、太平洋高気圧の一部と考えてよいと思います。

noname#97547
質問者

お礼

今更なお礼で申し訳ありません。 しかもタイトルも間違っていた(大西洋ではなく太平洋)ため混乱させてしまったかもしてません。 たいへん解りやすい回答ありがとうございました。

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その他の回答 (1)

  • suisei85
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.1

名前に注目してみましょう. 移動性高気圧は"移動性"というわけです. 従って,西から東へ移動し,日本を通過するのが移動性高気圧. 太平洋高気圧は動かずに大きくなったり 形を変えたりする(張り出す方向が変わる)だけです. 基本的にずっといます(天気図の範囲から消えるかもですが). 6月の南海上の高気圧は一般的には 太平洋高気圧であることが多いでしょう.

noname#97547
質問者

お礼

太平洋高気圧はずっとあるんですね。 なんとなく冬場は見られないので夏に突然現れるものだと思っていました。 回答ありがとうございました。

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