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思想の自由とはいえ、新興宗教を寛容にみすぎではないのか?
はじめに言っておくと私は右翼、新興宗教など特殊な考えを持った人間ではなく、ごく普通の日本の大学生です。 さきほど地下鉄サリンの再現動画を見ました。 当時僕はまだ小学生とかのころだったのであまり知らなかったのですが、 この年になってみてとても恐ろしく感じました。 いろいろ勉強してどうも思想の自由が憲法に盛り込まれているからなかなか政府も介入できないと知りました。 でも実際、あまりにも新興宗教などの危険な考え方をもつ人間を放っておいたから凄惨な事件が起きてしまっているわけです。 地下鉄サリン事件から10年以上たった今では、もともとオウムの宗教集団が活動を活発にしてきたり、麻原を崇拝する人間が増えてきているそうです。 このままでは地下鉄サリンのような事件が繰り返されることも否定できないと思います。 これなのに、なぜ政府がしっかりと新興宗教集団の管理を行き届かせないのでしょうか?
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世の中、宗教に限らず自由の履き違いばかりです。 物事には白黒はっきりした線引きが必要なのです。
- dogday
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A3さんが実によくまとめていますが、原因ではなく結果です。 それも相談者さんが求めるような、規制が増える事で発生します。 社会不満で規制を強めると、その規制についてこれない人間が、規制のない場所に流れる。 現在の社会に従うことを拒否する人間が、別の新しい価値観である宗教を生みます。 自由を自由のままにしておけば、新しい価値観は、互いをつぶし合い淘汰され、ひとつの社会価値になります。 それが2千年前にできた4大宗教。 これって国際紛争でもヤンキーの抗争でもアリンコでも派閥のあるところでは地球上全部同じです。 宗教が活発になる時期ていうのは、政治が乱れて、為政者が市民を抑えられない混乱状態なので、規制すれば規制するほど宗教は活発化します。 で、規制が増えたっていうのは、自由を与えすぎて混乱したからなんで、堂々巡り。 理想としては、つぶし合いで生き残った最後の残党を全力で叩くのが効率的。
- lv4u
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オウム真理教がハデに(犯罪)行為を全国で行っているころ、もう成人だったものです。 >>いろいろ勉強してどうも思想の自由が憲法に盛り込まれているからなかなか政府も介入できないと知りました。でも実際、あまりにも新興宗教などの危険な考え方をもつ人間を放っておいたから凄惨な事件が起きてしまっているわけです。 ちょっと当時を振り返ってみれば、世間の風潮は、「どんな宗教団体も犯罪行為を働くはずがない」という常識と、質問者さんの言われるような、「下手に宗教団体に手を出すと、宗教団体から憲法違反だと反撃されるかもしれない」というリスクを日本政府・警視庁なども、怖れるところがあったと思います。 なので、坂本弁護士一家の誘拐殺人(夫妻と赤ちゃん殺害)や松本サリン事件、その他の異臭事件が多発していて「オウム真理教が怪しい」「異臭はオウムの建物から出ているのは明確」という状況にあっても、政府も警察も、はっきりとした手が打てませんでした。 しかし、オウム真理教の持つ教義のおかしさと実際の行動の凶悪さを見抜き、さらに強制捜査のきっかけとなった仮谷さん拉致の瞬間をたまたま目撃した「幸福の科学」の代表である大川隆法氏の秘書の知らせを受けて、幸福の科学はオウム真理教の凶悪さを明示したビラを撒き、警視庁などを強制捜査へと踏み切らせました。 地下鉄サリン事件の後、オウム真理教は首都圏上空からのサリン攻撃も予定していて、そのためのヘリも用意しているのは、かなり前から明らかになっていましたからね。 あの地下鉄サリン事件の直後、会社の上司が「あの地下鉄サリンは本当にオウム真理教がやったのか?」と聞かれて「そうです。あのサリン事件は、オウムがやったんですよ。」と答えたのを覚えています。その当時、私が幸福の科学の会員であることを知っていて、幸福の科学は、オウム真理教を「邪教である!」と攻撃して戦っていたので、そのように聞いてきたのだと思っています。 ちなみに、地下鉄サリン直後の95年3月30日に、出勤のためにマンションから出たところを國松孝次警察庁長官が38口径のホローポイント弾で3発撃たれました。大川隆法氏は、事前に「オウム真理教は危険です。早く捜査してくださいよ。」と國松長官に話していたようですが、彼はその忠告を無視した結果、銃弾を喰らうはめになったわけですね。 そして質問への回答になるわけですが、結局のところ、宗教団体には「良い」宗教と「悪い」宗教があるわけです。その良い・悪いを見分ける目と、「憲法違反だ!」と批判されるリスクを怖れない勇気が少しあれば、当時の法律だけで警視庁・警察はオウム真理教を押さえ込むことはできたのです。だからこそ、法律を使ってオウム真理教と戦っていた坂本弁護士一家が惨殺され、オウムに不利な判決を出しそうな判事が松本サリンで殺され、國松長官が狙われたわけですが・・・。 ただ、残念なことに日本人の多くは、学校での宗教教育が行われないため、宗教の知識がほぼゼロであり、ある宗教が「良い」か「悪い」かが判断できる知識がありません。(多くの新興宗教が、普通の人の目からみて悪いものであるのは、残念ながら事実ですけどね) 幸福の科学の大川隆法総裁は、「空母を出してミッドウエー(※)で大敗し、最後に大和を出すようなことはしない。空母部隊とともに、戦艦大和も突っ込んでいきます。」と発言され、幸福実現党の総裁に就任するとともに、衆院選挙に立候補されました。 個人的な感想を言えば、大川氏にとっては、今回の選挙によって「幸福の科学」という宗教団体が大きなダメージを受けるリスクはあるとしても、日本と世界を救うためには、こうするしかない。という覚悟をされているように思えます。 今回の選挙は、「財源なしのバラマキ、北朝鮮へ友愛!」の民主、YouTubeでラストに「根拠がある」といいながらも民主と同様に根拠を示せない自民党のどちらを選んでも、日本に未来はありません。 宗教を正しく見て正邪を判断する目が必要ですが、同様に、政治の面でも各政党の政策をしっかりと見て騙されないようにすることが大切でしょうね。 ※:ミッドウエー海戦 1942年6月5日から7日にかけて行われた海戦。 日本側:赤城、加賀、飛龍、蒼龍の主力空母4隻を失う。戦艦大和は、約550kmも後方にいた。戦死3,057名 アメリカ側:珊瑚海海戦で傷ついたヨークタウンを24時間で修復、ホーネット、エンタープライズの3隻で南雲艦隊を待ち伏せて、日本側の空母4隻を沈める。戦死307名 第二次大戦で、日本と比べて圧倒的に不利なアメリカ海軍が形勢逆転する転機になった戦い。 日本側旗艦の空母赤城は、たった1発の爆弾で沈み、応急修理後のヨークタウンは3発の爆弾を受けても沈まなかった・・・。
- eroero1919
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一連のオウム事件をよく知る世代としては、最近のスピリチュアルブームなるものはまるで理解ができませんけどね。あのとき、オーラだのなんだのというオカルトめいたことは完全に否定されてそんなものを信じているようなことでもいうとオウム信者と思われてしまうほどバカにされたんですがね。 まあこういうときに「政府が管理すべき」って考えをアジア人はしがちですけど、それってある意味とても恐ろしいことですよ。だって、何を信じて何を信じないかを国が決めるって恐ろしいことじゃないですか。 それを堂々とやっているのが中国であり北朝鮮です。北朝鮮では、新興宗教なんて絶対に流行りません。だって、信仰の対象は将軍様以外あり得ないですから。政府が「将軍様を崇拝せよ」と命じてそれ以外許されないなら、新興宗教による反社会的事件というのは起きません。 ただ世間がいま大変な不景気で、しかも何を信じていいのかわからないという混迷の時代であることの影響は大きいと思います。オウムがあれほど力をつけたのも、いわゆるバブル崩壊後の「失われた十年」の影響があります。オウムが事件を起こす少し前には仏教ブームというのがあったんです。その中で、オウムは「仏教系新興宗教」という位置づけでしたから信者を増やしていったんですね。 心の支えを必要とする人は大勢いるのに、仏教であれ、キリスト教であれ、この国の伝統宗教の信者とその指導者たちはびっくりするほど不親切です。自殺者は年三万人から一向に減らないのに、誰もそれを減らすためにはどうすればいいか取り組みません。やったことといえば、精神科への敷居が低くなったくらいで、別にそれは悪いことではないですが、精神科は薬は処方してくれますが思想は変えてくれないので、結局薬漬けの人が大量に増えるという按配です。 オウム事件というのは、そういった社会のひずみが産んだ「結果」であって、「原因」ではないんです。 「日本の大学生は遊んでいて学力が低下している」という指摘があったとします。その対策として、「それなら居酒屋やカラオケボックスから大学生を締め出そう。ゲームを大学生に売らないようにしよう。大学生がどんな遊びをするかは政府が管理しよう」となったら、大学生の成績は上がるでしょうか?そういうことなんです。 ところで、オウムが反社会活動路線に転換したきっかけは、衆院選挙に麻原始め信者が大量に立候補し大惨敗したことだそうです。いま、某宗教団体が大量に立候補者を出しました。なんだか不安になります。
- cse_ri2
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宗教の歴史を学べばわかりますが、世界の四大宗教(キリスト教、仏教、イスラム教、儒教)も、始まったときは新興宗教です。 今と違って法で保護されていないため、今に至るまでにそれはもう多くの血を流してきました。 そもそも、近代民主主義の成立も、西欧で旧教と新教が血で血を洗うほどの抗争の末に、双方の反省から出てきた側面もあります。 なお、オウム真理教の事件については、憲法の問題ではなく、事件後に破防法の適用ができなかったことが、最大の問題だと思っています。 松本サリン事件の頃から、公安がオウム真理教に目をつけていたのは事実ですし、彼らが地下鉄テロを起こす前に破防法を適用して、公安警察が踏み込んでいれば、事件は未然に防げたでしょう。 しかし、結果として事件を起こした後も、破防法はオウム真理教には適用されませんでした。 別の観点で憲法改正は必要かと思いますが、信教の自由に制限を加えるようでは、日本は中国と同レベルに陥ってしまうでしょう。 それよりも、今では抜かずの宝刀となってしまった破防法を、必要に応じて使えるように法整備や法改正を進める方が現実的です。
お礼
とても難しい問題ですね。 僕の知らないいろいろな社会背景があったんですね。 でもどう考えても宗教に寛容になりすぎてる気がしてなりません。
- rikukoro2
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元々『破壊活動防止法』という法律があります。 これは暴力主義的破壊活動を行った団体に対し、規制措置を定めると共に、その活動に関する刑罰規定を補正した日本の法律です。 本来それを適応させようとしましたが、政府はそれをとめました。 当時の首相は村山総理(社会党)現:社民党です。 元々社会党(社民党)はそのような体制には批判的で 北朝鮮からの攻撃に対して抵抗はしない 北の工作船拿捕はするべきではない 阪神大震災に対し、自衛隊の救護派遣は見送るべきだ という考えの持ち主です。 まぁ社会党なので当時としては仕方がないと思ってますが・w
お礼
怖いですね社民党w 今の世の中ではどう考えても受け入れられない考え方ですね。 だから今の議席数にも反映してるんですかね。。。。
お礼
ありがとうございます。 回答内容を見て自分の持っていた意見が恥ずかしくなってしまいました。 僕も大変勉強不足でした(汗)