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that の発音

that の発音記号を調べてみると、ほとんどの辞書が、 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/73376/m0u/that/ のように強形しか載せてありません。しかし、実際の会話では、弱形のほうが多いと思うのですが、どうして、辞書には2つ載せないのでしょうか?

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  • trgovec
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回答No.5

that の2様の発音と強弱が混乱していませんか。ここでは発音記号が使えないので X-SAMPA(http://ja.wikipedia.org/wiki/X-SAMPA)で表示します。/D{t/ と /D@t/ です。{ は a+e の母音、@ は曖昧母音です。 指示代名詞(独立用法・形容詞用法)は /D{t/ です。しかし that と他の語との強弱関係はいつも同じではありません。That's it. などそれ以外に強調するものがなければ当然 that が文中で一番強くなります。しかし例で挙げられた That's incredible!「そりゃ信じられん」のように他に強調したいものがあれば文強勢は他に移ります。しかし発音は /D{t/ であり、関係代名詞や接続詞のように /D@t/ にはなりません。 “指示”代名詞という性質上、文強勢はなくても相手に指し示す気持ちはありますから、機能語である接続詞や関係代名詞のように母音が曖昧化するところまではいかないのです。 /D@t/s incredible! でも相手には伝わるでしょうが(“伝わる”と“正しい”は別。また /{/ の発音に個人差があるのも事実(/{/ と /@/ が同じということではない)。しかし辞書ではあくまで標準とされる発音を載せるものです)、関係節だけが独立しているような感じがするかもしれませんし、/D@t/ と弱く言うくらいなら指し示さない人称代名詞 it を使います。 関係代名詞と接続詞では that が何かを“指し示す”のではなく(関係代名詞が先行詞を“受ける”と混同しないこと)文法的機能しかありません。だからこそ脱落することもあります。/D{t/ と発音するのは一語一語区切るときなどきわめて稀なケースです。脱落することもあるような機能語なら弱化できるところまで弱化するのは納得がいくところです。 以上から「指示代名詞 /D{t/、関係代名詞・接続詞 /D@t/」まで書いてあれば辞書としては及第点であり、さらに詳しい辞書なら文強勢についても触れている、ということです。ちなみにジーニアスと岩波を見てみましたが充分な書き方をされています。 なお​http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/73376/m0u/that/は /D{t/ を一番上に、しかも見出しのような書き方をしているので全ての品詞の場合に /D{t/ が基本であるかのような印象を与えます。この点では問題のある書き方だと思います。

peterpeter
質問者

お礼

>that の2様の発音と強弱が混乱していませんか。 自分でも、そのように思いながら、前のかたへのお礼、というか返信を書いていました。ご指摘をうけて、考えてみると、確かに、That's は、 /D@t/ ではないように思います。それよりも、少し口を大きめにあけています。しかし、だからといって、/D{t/でもないような気がします。その中間の音のような気がします。 That's incredible. の That's に含まれる母音を強く発音してみても、hat の母音にはならないのではないでしょうか? それとも、強勢のあるなしで、音そのものが変わると理解すべきなのでしょうか?  That's incredible.のthat の母音を発音する時の口の形と、hat の母音を発音する時の口の形は明らかに異なっています。ということは、強弱の問題ではなく、発音自体が異なるということではないでしょうか?

その他の回答 (5)

  • trgovec
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回答No.6

>That's incredible.のthat の母音を発音する時の口の形と、hat の母音を発音する時の口の形は明らかに異なっています。 はい。文強勢の有無によって筋肉の緊張度合いに違いが出ますから、発音記号的には同じでも厳密には異なってきます。/{/ で言えば That's incredible! の that では若干弛緩した音、/a/ などに近づくことがありえます(/a/ は /α/ のような深い音ではありません)。 これは他の母音にも、さらに大抵の言語で起こることですが辞書にはそこまでの厳密さは求められません。辞書で厳密な発音表記をするとまずそれを理解するのに時間を要し(不勉強だったらかえって誤解を生む)また紙面も費やします。とりあえず辞書の通りにすれば誤解が起きないレベルには通じるということもあります。厳密なところは実地で身に付けるか、音声学の本で勉強するかすればいいのです。 ともかく、今回のような違いに気づいたのは自信を持ってよいことです。また辞書とはそういうものだということも知っておくべきことです。

peterpeter
質問者

お礼

再度、ありがとうございました。 つまり、接続詞の that も、厳密には、曖昧母音ではないということなのですね。そのように理解しました。何度もお手数をかけてすみませんでした。お二人に感謝します。

回答No.4

リーダーズ英和辞典によると, 形容詞的に用いる場合は強形(後に名詞がくる以上,その名詞と同じレベルの強さということでしょう) 指示代名詞は強形と弱形の両方, 副詞的に「それほど」の場合は強形 接続詞,関係詞の場合は弱形で,強形はまれ とあります。 指示代名詞の場合は両方あるということのようです。

peterpeter
質問者

お礼

再三、ありがとうございます。 指示代名詞に弱形があるということは、アとエの中間のような音、発音記号では、eの逆のような音だということですね? それにしても、他の辞書では指示代名詞に弱形のことが書いてないのが気になります。

回答No.3

absolutely の a- に比べると弱いのかもしれませんが, 「エ」と「ア」の中間の音 あいまい母音の「ア」 のどちらかというと,指示代名詞の that では前者,接続詞では後者になります。 指示代名詞の that の「ア」が,冠詞の a や前置詞 at の「ア」と同じということはなく,ある程度はっきりと,「ア」と「エ」の中間の音を出しています。

回答No.2

確かに文強勢というのもあります。 語レベルで名詞や動詞は強形ですが,文の中で既知の情報かどうかで特に強く読まれる部分もあるでしょう。 ただ,相対的にでなく,絶対的強さでいくと,名詞や動詞は強形であり,指示代名詞である that は,人称代名詞の it と異なり強形だと思います。 It's なら弱形が普通(短縮形なので,it に比べると強形になる可能性は高い)でしょうが,that's は強形だと思います。 incredible に比べると弱いのかもしれませんが。

peterpeter
質問者

お礼

手元の Progressive という辞書では、接続詞も指示代名詞も関係なく、that の一番初めのところに、強形と弱形を載せてありました。それぞれの品詞がどっちなのかは書いてありません。 これとあれを対比して、that という時とかよっぽど強調するときは、強形ですが、それ以外のときは、ほとんどが弱形になるとおもうのですが。 That's absolutely unbelievable. というとき、that は、absolutely の a と同じではないのではないでしょうか? そのように発音する人はいないように思います。

回答No.1

that が弱形になるのは接続詞や関係代名詞の場合で,指示代名詞などの場合は強形です。 この辞書でも,最初の意味として「あれ」を載せていて,その発音として強形を載せているのだと思います。 その後に,形容詞として「あの」で強形の発音 eat (ea で強形の発音記号のつもりでしょうか) さらにその後に接続詞としての意味を載せて,発音も弱形らしきものが載っています。 このように,最初の語義に合わせて,発音記号を代表として載せているのだと思います。 弱形で使う語義にはちゃんと書かれています。 最近の辞書は弱形で使うことの多い人称代名詞,前置詞,接続詞には弱形,強形どちらも載っています。

peterpeter
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 >that が弱形になるのは接続詞や関係代名詞の場合で,指示代名詞などの場合は強形です。 そうでしょうか? That's incredible. です。この That's は指示代名詞ですが、強形で発音するでしょうか? 実際に、文の中で強勢がおかれないときには、指示代名詞でも、弱形で発音されていると思うのですが、いかがでしょう?

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