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イオンクロマトグラフィーとイオン交換クロマトグラフィー
こんちは。素人です。 イオンクロマトグラフィーとイオン交換クロマトグラフィーという言葉は、一般に使い分けられているのでしょうか? 簡単にその違いはなんなのでしょうか? 私は、イオンクロマトグラフィーは、電気伝導度を利用して定量するのに対して、イオン交換クロマトグラフィーは他の機器分析と組み合わせて利用する点が違うのかな?と思っています。実際に使ったことがなく、教科書だけでの知識なので、うまく整理できません。よろしくお願いします。
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rei00 です。お礼拝見しました。 > イオン交換クロマトグラフィーは,複数のイオンを分離する。 > イオンクロマトグラフィーは,複数のイオンから目的の > イオンのみを抽出する。 > > というのが決定的な違いと考えてよろしいのでしょうか。 私も分析が専門なわけではないので,あまり簡単に言って間違ってもと思ったのですが,かえって混乱させたかもしれませんね。 簡単に言えば,次の様になる様に思います。 【イオンクロマトグラフィー】 イオンを分離するクロマトグラフィー 【イオン交換クロマトグラフィー】 イオンを分離する際に,イオン交換の起こしやすさの差を利用するクロマトグラフィー イオンを分離するクロマトグラフィーはすべて「イオンクロマトグラフィー」ですが,中にはイオン対の交換のし易さの差を利用する「イオン交換クロマトグラフィー」もあれば,イオンの担体への吸着性の差を利用するクロマトグラフィー,イオンの溶媒間の分配性の差を利用するクロマトグラフィー,その他種々のクロマトグラフィーがあります。 いかがでしょうか。ご参考まで。
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- rei00
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「化学辞典」(東京化学同人)等の辞典を御覧いただけば載っていますので,簡単に済ませます。 【イオン交換クロマトグラフィー】 イオン交換体を充填剤として試料イオンと固定相イオン間で起こる可逆的な交換反応を利用する液体クロマトグラフィー。 【イオンクロマトグラフィー】 元々は,イオン交換クロマトグラフィーの一種で,溶離液に用いられた強電解質を水あるいは低伝導度のものに交換し,電気伝導度検出器で目的イオン種のみを高感度で検出するもの。現在では,イオン種をクロマトグラフ分離する手法すべてをこの名で呼ぶ。 ご参考まで。
お礼
ありがとうございます。 なんとなく分かった気はしますが,変に理解しているとよくないので・・・ イオン交換クロマトグラフィーは,複数のイオンを分離する。 イオンクロマトグラフィーは,複数のイオンから目的のイオンのみを抽出する。 というのが決定的な違いと考えてよろしいのでしょうか。 教科書などではいろいろ書いてあるのですが,両者の違いという視点ではなかなか書いてくれていないので質問させて頂いています。 どうかもう一度だけご確認を・・・よろしく・・・
お礼
たびたびありがとうございます。 イオンクロマトグラフィーという大枠の中にイオン交換クロマトグラフィーがあると考えて良いという感じですね。 私の見ていた教科書に,「かつてはイオンクロマトグラフィーという方法があって・・・」と書いてあったので,イオンクロマトとイオン交換クロマトが別物のような印象をうけておりました。 イオンクロマトの一種としてイオン交換クロマトがあるということであれば,考えがすっきりします。 ありがとうございました。