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父の言い分
末期ガン患者の父の事です。 長年に渡る治療を行った結果、余命はおそらく1年もたないと宣告されており 今後私自身も仕事も含め、母と父の最期をどう一緒に過ごすか 相談しているところです。 先日、父と今後の事について話している時にこんな事を言われました。 「あいつらを放棄するような事があったらお前に財産は渡さない。 弁護士に頼んでおくから。」 『あいつら』というのは2匹の大型犬の事です。 そもそも父と母はとうの昔に離婚しており、私は父の籍に残ったまま生活は母としてきました。 (私が籍を抜けてしまうと絶家になってしまう為、父は私の籍を残したのです) 育ててくれたのは母であり離婚してから父の世話になった事はありません。 父のところにはたまに顔は出していましたが、 父のガンをきっかけにまた頻繁に行き来が始まりました。 父は口が悪く悪態をついてばかりいますが、 心では私よりは母を頼りにしている様です。 2匹の犬はもともと犬好きな父が、仕事も辞め時間を持て余し 寂しかった事もあり、飼ったものです。 前々から「お前よりも可愛い」と言っており、 治療に伴う辛さも彼らを支えに乗りきった部分が大きかったと思います。 父の最期が近づいて来ている事を母と話し合い、自分の仕事についても 一旦区切りをつけなければならないだろうと考えを巡らせていた矢先に このような事を言われ、複雑な気持ちです。 そりゃもちろん、父が望んだ通りの娘には育っていませんし、 父には父の言い分があると思います。 でも、それにしても余りと言えばあまりだと思うのです。 父が本当につらかった時、側にいて支える事が出来なかったのかも知れません。 しかしまるで死んだ後も犬を飼い続けているかどうか 遺産や法律を盾に見張ってやる、みたいな事を言われているような気がして、 正直気が滅入ってしまいます。 父は「命を削って飼ってきたこの2匹を、お前は俺の娘として 引き受ける義務がある。自分の生活を犠牲にしてもこの2匹を 見捨てるな。」と言います。私は「飼えない」などと一言も言っていません。 乱暴な言い方をすれば、犬の為に人生棒に振れと、 父にとっては自分はその程度の娘なんだと思うしかないのでしょうが、 世間ではこんな話はよくある事なのでしょうか。 それともうちの父が変わっているのでしょうか。 どうぞよろしくお願い致します。
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お礼
ご回答頂き、ありがとうございます。 私も母も生活に追われ、経済的な事もあり働くばかりの毎日でしたから 本当は父もさみしかったのかも知れませんね。 ただ病気の前から会えば母を非難し、私の事も散々バカ呼ばわりするので 自然と足が遠のいてしまったのです。 自分が生活力がなかった為に母から愛想を尽かされたと言うのに すべてを母のせいにしている父をどうしても認める事ができませんでした。 確かに余命いくばくもないという現実を改めて突き付けられ 仰っている恐怖や不安を一番ぶつけやすいのが私かも知れませんね。