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フーコーの振り子に関する質問
フーコーの振り子はコリオリの力により、経時的に振り子の振れる 方向が変化する、というものですが、 ということは24時間振っていないといけないことになりますが、 どうやってこんな長い時間、振り子を振るのでしょうか? 普通の振り子だと数分で運動が止まってしまいますが、 大きな糸と大きな質量のおもりを使えば、24時間止めずに動かすことも可能になるのでしょうか? 超高真空下で実験を行えば、永遠に運動することも可能であるとは思いますが、実際どうやっているのでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%8C%AF%E3%82%8A%E5%AD%90 それとwikiのページだと振り子の角度はすごい速度で変化していますが、実際には徐々に動くものだと思うのですが、合っていますでしょうか?
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>ということは24時間振っていないといけないことになりますが 必ずしも24時間振らせなくても、フーコーの振り子の振動面が地球の自転の影響で時間とともにずれることは観察できます。 1時間あたりのズレの角度は観察地点の緯度のsinに比例しますので、 東京あたりでは1時間当たり約9度です。 赤道上ではまったくズレず、北極南極では1日で一回りします。 (余談ですが、このことから、じゃぁ赤道は自転していないのかという疑問が生じたりします) >大きな糸と大きな質量のおもりを使えば、24時間止めずに動かすことも可能になるのでしょうか? フーコーは、地下室での2メートルの振り子を使った実験から始めて 最後は公衆の面前で長さ67メートルの糸に28キログラムのおもりをつるして実験して見せたのだそうです。 >それとwikiのページだと振り子の角度はすごい速度で変化していますが あの動画はフーコーの振り子ではありません。 フーコーの振り子は、短時間では同一直線上を往復しなければならないのですが、 あの動画では8の字状に往復している振らせ方の典型的な失敗例ですから、 ウイキも困ったものを載せたものです。
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- Kon1701
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フーコーの振り子ですが、長時間振れ続けるには、長い糸と非常に重いおもりが必要です。日本で実験ると1日半位で1回転ですから、時計の短針の1/3位の速さで回ることになります。1時間で10度程度、3時間で30度・・・。数時間振れ続ければ回転してゆくのが分かると思います。 科学系の博物館の一部に展示がありますが、多くは階段の吹き抜けなど高さのある場所を利用しています。毎朝動かすようですが、夕方でも結構大きく振れていますね。