- ベストアンサー
シックイ壁と大津壁の違いについて教えてください
シックイ壁と大津壁の見分け方は,シックイは真っ白で,大津壁は少し色(薄い茶色のような色)がついていると教えてもらいましたが,それで正しいのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
見た目はそのような解釈でよろしいと思いますよ。 大津壁は聚楽壁などに代表される地場の土を生かした塗り壁の一種で、滋賀や京都の黄系の土を使った壁で、本聚楽とは少し違い、漆喰に使われる消石灰を混ぜて磨きをかける塗壁です。(ですので、薄い茶色というか薄い黄土色あるいは黄金色?といった感じの色合いです) 鏝やビロード布を使って丹念に磨き上げる技法で非常に光沢があり、大変手間の掛かる上級な仕上げです。 漆喰壁でも金鏝押さえだけでなく、砂漆喰の引き摺り仕上げや、わらの長すさを混ぜた仕上げなど様々な技法があり、それぞれがとてもあじわい深いですね。 ちなみに漆喰には、墨・麻すさなどが混じった黒漆喰もあります。 左官壁は技術ととても手間の掛かる壁なので最近は減ってきましたが、日本のこのような繊細な感性は大事に後世に残してもらいたいものですね。
お礼
わかりやすく丁寧な回答どうもありがとうございました。