プロ野球に限らず、師匠に勝つことを「恩返し」と言います。
元在籍していたチーム相手によいプレーをすることを言うのではなく、プロとして一人前まで育ててくれたコーチや監督のいるチームを相手によいプレーをしたときに「恩返し」といいます。
将棋や囲碁、ゴルフのの世界では、決勝戦で師弟対決となって、弟子が師匠を打ち負かしたときに「恩返しをした」と言います。
人を教え・育てている人は、自分を超えるような実力を備えて、その世界で一級の活躍をしてほしいと願っています。師匠である自分の教えたことをすべて吸収し、さらに各人の工夫や個性が加わって、師匠を打ち負かしてくれれば指導者としてこれほど嬉しいことはありません。弟子が一流になってくれれば、指導者としての自分の評価も上がります。
いつまでも師匠である自分に勝てないような弟子ばかりでは、教え甲斐がありません。
人に物事を教えてもらうなら、まず先生を目指し、そしていつの日か先生を超えるようになりたいものです。それが恩返しというものです。
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ありがとうございました。 理解しました。